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デイビッドローゼンハンの『精神医学診断実験』

デイビッド・ローゼンハンhttps://law.stanford.edu/press/stanford-law-school-mourns-the-loss-of-david-l-rosenhan-professor-of-law-psychology-emeritus/

1973年アメリカでとある実験が行われました👀

『精神病院の医者がウソを見抜けるか?』を検証するために

心理学者デイビッド・ローゼンハンは 8人の友人に幻聴が聞こえるふりをさせ

病院に送り込んだのです(⊙_⊙')

実験の結果

5つの州の別々の病院で受診した彼らに下された診断は『全員が躁うつ病、もしくは統合失調症』だった。

そして彼らは7日〜52日間も入院させられてしまうことにw

さらに退院の際には『回復』ではなく『緩解(かんかい)』と言われる。

つまり”病気には変わりは無いが一時的に症状が落ち着いている”と判断されたということです🥶

この結果からローゼンハンは『 狂気の場で正気であることについて』と題した論文をまとめ

科学雑誌『サイエンス』に投稿したところ

多くの精神病院から猛烈な反論が寄せられました😤

それらの病院の中に『 これから3ヶ月以内にどれだけ多くの偽患者を送り込んでも必ずや見破ってみせる

と豪語した病院があり、3ヶ月後に病院側は『41人の偽患者を確認できた』と発表。

しかし、ローゼンハンはその間に1人も偽患者を送り込んではいなかったw

これによって精神医学の曖昧さが証明されることになったのです〆(・∀・@)



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ウォルター・ミシェルの『マシュマロ・テスト』

ウォルター・ミシェル
画像:松岡正剛の千夜千冊より

1972年スタンフォード大学の 心理学者ウォルター・ミシェルが

大学内の幼稚園に通う186人の4歳児を対象に行った実験🧪

子供たちを椅子と机だけが置かれた部屋に通して椅子に座らせると

そこには皿に載ったマシュマロが1つ置かれていたのです(⊙_⊙')

実験スタッフが子供たちに『 そのマシュマロは君にあげる。私が戻ってくる15分後まで食べるのを我慢していたらマシュマロをもう一つあげよう』

と言って部屋を出て行く。

これはは”大人がいない場所で彼らはどう反応するのか?

という子供たちの自制心を測るテストだったのです👀

実験の結果

結果はマシュマロを眺めたり触っているうちに我慢できなくなって食べてしまった子供が3分の2。

残りの子供たちは マシュマロから目をそらすなどして誘惑に打ち勝った。

テストに参加した子供達の追跡調査で分かった事実とは!?

実験の様子
画像:戦慄の人体実験100より



実験でマシュマロ食べたこと食べなかった子、それぞれが20歳になった時点で

何らかの差が出ているのか否かを確かめるために


16年後の1988年にテストに参加した子供たちの追跡調査が行われました(⊙_⊙')

そして驚くべき結果が...

マシュマロを食べなかった被験者は食べた被験者に比べて社会的性行動が高く

周囲から優秀であると評価され、大学進学適性試験においても210ポイント以上も上回っていたのです

被験者たちは子供の頃のIQテストではそれほど大きな差はありませんでした👀

つまり、幼少期におけるIQよりも自制心の強さが将来の成長に大きく影響しているということが分かったのです。

さらに彼らの大脳を撮影したところ

自制心のあった被験者の方が集中力に関係のある腹側線条体(ふくそくせんじょうたい)と

前頭前皮質の活動が活発であることが判明
💡

また23年後の2011年にも追跡調査が行われ

この傾向は彼らが40歳を超えても継続していることが分かっていますᕙ(⇀‸↼‶)ᕗ

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犬を使った!?マーティン・セリグマンの『”学習性無力感”実証実験』

実験のシステム
画像:戦慄の人体実験100より

マーティン・セリグマンは『 学習性無力感』の実証で有名な心理学者

この理論は長期にわたってストレス回避が困難な環境に置かれた人は

その状況から逃れようとする努力すら行わなくなる
というもの(⊙_⊙')

セリグマンは思いつきで犬を使った実験を始め

犬を次の3グループに分類しました🐶

  1. 何の制限も与えない。
  2. 電気ショックを回避できない部屋に閉じ込める。
  3. 足でボタンを押すと電気ショックから回避できる部屋に入れる。

それぞれの犬を低い壁で仕切った部屋に入れ

各シチュエーションで犬が危機にどう対応するかを観察
👁👁

実験の結果

①と③の犬は少しの学習で壁用飛び越えれば電気ショックを受けないことに気付きます💡

しかし②の犬は 自ら行動せず、そのまま電気ショックを受け続けてしまう🥶

いかに努力しても苦難から逃れられないことを学習し、

無気力状態に陥ってしまった
ということです(⊙_⊙')

シモーヌ・ツォーリの『シャーデン・フロイデ実験』

他人の不幸や悲しみ、失敗などを喜ぶ感情をドイツ語で『シャーデン・フロイデ』と言い

これは日本の『人の不幸は蜜の味』と同じような意味合いです👀

2015年、イスラエル・ハイファ 大学心理学科のシモール・シャメイ=ツォーり教授

母親とその2歳から3歳までの子供

さらには子供の友達という3名からなる35組を対象に

このシャーデンフロイデに関する実験を行いました(⊙_⊙')

実験の内容

被験者の母親は事前に2つのシナリオのどちらかを演じるように指導されていて

1つ目のシナリオは『平等』を表すもの

母親はまず子供たち同士で遊ばせて

それを2分間放置した後、さらに2分間黙って1人で読書をするというもの📖

2つ目のシナリオは『不平等』 の状況を表し

母親は自分の子供の友達の方だけを膝に乗せた上で

その友達に読み聞かせするように本を読むというものでした(⊙_⊙')

実験の結果

『不平等』な状況に置かれた実子は水がこぼれた時に飛び上がったり手を叩いたりして喜んだ

しかし『平等』な状況下では同じような喜びのリアクションは見られなかったのです(⊙_⊙')

シャーデンフロイデは『不平等』『平等』に対する自然な反応で そのような感情は2歳にしてすでに生まれていたことが実験によって判明したのです〆(・∀・@)

スタンレー・シャクターの『親和欲求実験』

スタンレー・シャクター(Wikipedia)

不安な時、人は家族や親しい友人と一緒にいたいと願いますが

この感情は心理学用語で『親和欲求』と呼ばれます(⊙_⊙')

1960年代にコロンビア大学の心理学者スタンレーシャクター

これを立証するため、同大学の女子大生を対象に1つの実験を行いました🧪



実験の内容

検証電気ショック装置の置かれた部屋に案内し

白衣を着た男が『 これから電気ショックの心理学的効果を調べる実験に参加していただきます。 かなり痛いかもしれませんが、肌を傷つけたり直接人体に影響及ぼす事はありませんから安心してください』と被験者に告げる。

さらに白衣の男は無表情で『 実験の準備をするまで別室で待っていて欲しいのですが、もし、あなたが誰かと一緒に持ちたいなら、それでも構いません。もちろん、1人で待ってもらっても結構です。どうしますか?』と続けたのです。



実験の結果

この実験は、電気ショックを与えることが目的ではないので

どういう状態で待つか回答を得られた時点で終わり
でした。

これから何をされるかわからない』という不安な気持ちになっていた女子大生の多くに

強い親和欲求があったことが分かった
のです(⊙_⊙')

ロン・ジョーンズの『サード・ウェーブ実験』

ヒトラーに熱狂する当時のドイツ国民
画像:戦慄の人体実験100より

1967年、 カリフォルニア州サクラメントのカバリー高校の教師

ロン・ジョーンズは歴史の授業でナチス支配下のドイツの全体主義を教えていました

しかし生徒たちにナチスの国策映画を観せても

なぜドイツの民衆がヒトラーに熱狂したのか?

全く理解できなかったのです(⊙_⊙')

そこでジョーンズは『サード・ウェーブ』という実験を行うことに...

実験の内容と結果

ジョーンズは生徒に『 規律で力を作り出せることを証明しよう』と提案し

姿勢や持ち物、先生に対する呼び方、質問の仕方や答え方等について

細かく規律を設定して軽いゲームのつもりで守るようにと指導しました👀

これまで自由な雰囲気で教育されてきた生徒たちは競争心を持って規律に従おうとした。

不気味なことに生徒たちは規律を覚えるたびに次の規律を欲しがり、

授業終了のベルが鳴り終わってもその規律を続けた
のです(⊙_⊙')

ジョーンズは次に『 共通の目的のために働く共同体に参加しなくてはならない。この運動『ザ・ウェーブ』とする』と提案。

さらに『 運動の信念に従って行動することが力を得る』と話すと

生徒たちは自ら運動の旗印と運動員章を作成し出す。

ジョーンズの試みは数日のうちに全校生徒に浸透し

彼らは自分たちの自由と交換にメンバー間の平等と『ザ・ウェーブ』のグループに入っていない

他の生徒に対する優越感を持ち、差別や攻撃を行い


止めようと言い出したものは密告され、制裁を受けることまで決めたのです🥶

この事態にジョーンズは 危機感を覚えて

メンバー全員を行動に集めて改めてヒトラーの映画を観せて

君たちのやってる行為はナチスと同じである』ことを説明し

実験は終わりました(⊙_⊙')

わずか4日間で生徒たちはナチスのような考えや行動をさせるに至らせた

非常に恐ろしい実験・実験結果となったのです〆(・∀・@)


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