ピックアップ
イラク・アルカイダのリーダー『ザルカウィ』の野望と生涯に迫る!

当サイトはプロモーションが含まれます。

スポンサーリンク

2004年10月に発生したイラク日本人青年殺害事件の被害者 香田 証生さん(こうだ しょうせい)は

斬首によって殺害
されてしまいます
(⊙_⊙')

この事件はザルカウィのグループによって行われたもので、処刑動画はネットに投稿されました🥶

僕もこの殺害動画を何度か観たことがありますが、めっちゃグロかったですね😨


今回は『ブラック・フラッグス』という本を参考に書いていきます〆(・∀・@)

(『ブラック・フラッグス』は上巻 下巻に分かれているのですがとても読みやすく

ザルカウィの生涯
やアルカイダ、イスラム国について詳しく知ることができました💡)

ザルカウィはなぜ世界的に知られるテロリストとなったのか?

ビンラディンやイスラム国との関係は!?

彼の生涯について早速、見ていきましょう〆(・∀・@)

スポンサーリンク

アル=ジャフル刑務所に派遣されたバセル・アッ=サブハ

少年時代のザルカウィ(右)

画像:ブラック・フラッグス

アル=ジャフル刑務所はヨルダンの中でも最悪の刑務所として知られていました(⊙_⊙')

凶悪犯中の凶悪犯が収容され、まさにこの世の地獄とも思えるような刑務所...

この劣悪で最悪の刑務所に医学部を卒業したばかりのバセル・アッ=サブハという青年が派遣されることに🥶

サブハは長身で端正な顔立ちをした青年で、当初この任務にあたる事に対して激しく抗議していたのですw

アル=ジャフル刑務所長のイブラヒムはサブハに安全上の注意事項について説明。

そしてイブラヒムはサブハに『 奴らは実に危険な連中なのだ。たとえ物理的に危険でないとしても、あいつらは独特なやり方で君に影響及ぼすことができる。私でさえ、連中に抱きこまれないように注意しておかねばならんのだ』と言った。

一連の注意事項を説明したイブラヒム所長はサブハに『囚人に気をつけるように』と念を押す。

中でもある1人の男に気をつけるようにと👀

イブラヒム所長によるとこの男はリーダー格で人を惹きつける力を持っているとサブハに言ったのです。

リーダーの名前はマグディシ)

ひどく頭の切れるやつで、イスラム教(イスラーム教)の知識については歩く図書館さながらだ。会えばわかる。二枚目の男で、すらりと背が高い。だまされるなよ。』




スポンサーリンク

リーダー格の男ともう1人の男!

1989年、ヨルダンからアフガニスタンへ向かった頃のザルカウィ 

画像:ブラック・フラッグス

サブハは看守達に護衛されながら刑務所の奥へと案内され、問題の囚人たちが収容されている棟に着く。

すると監房の入り口に2人の男がいたのです(⊙_⊙')

1人は すらりとした長身で、学者風の眼鏡をかけ、礼拝用のキャップの下からもつれた薄茶色の髪が飛び出している。

サブハはこの男がイブラヒム所長の言ってたリーダー・マグディシに違いないと思ったが

他の囚人達の注意を惹きつけているのはもう1人の男だった。

この男は髪の色が濃く、背は低いががっしりしたタイプで、首は太く、両肩はまるでレスラーが体操選手のよう。

さらにサブハは男の右腕に不思議な傷があるのに気づいた、インクの染み込んだ、古い痣(あざ)のような色をした部分にギザギザの傷跡が走っていました👀

そしてその男の目は凍りついたような目をしていて、感情がまるで欠けているような目。




『ザルカ出身の男』ザルカウィ !

ザルカウィ 画像:ブラック フラッグス

ヘビのような目をしている男の本名はアフマド・ファディル・アル=ハライレーと言ったが

本人は『アル=ガリブ』と呼ばれることを好んだ👀

(アル=ガリブは『よそ者』という意味)

また彼が生まれ育ったヨルダンのザルカに因んで『ザルカ出身の男』と呼ぶ者もいたのです(⊙_⊙')

アラビア語で『ザルカウィと...

ザルカウィは決して微笑まず、 警務職員の挨拶は無視し、世間話にも応じない、

暴力的で支配的な男でした。

(この頃のザルカウィはまだゴロツキ程度で世界的に注目されるようなテロリスト(ジハーディスト)ではなかった。)

スポンサーリンク

ザルカウィは暴力三昧からコーランの暗記にシフトチェンジした!?

アメリカ軍がイラクで配布したパンフレット。罠にかかり檻に入れられたザルカウィが描かれ、アラビア語で「ザルカーウィー、これはお前の未来だ」と書かれている。(Wikipedia)

ザルカウィは アフガニスタンでは無謀と言えるほど勇敢に戦った。どんなことでもやりかねない、行動の男。

ザルカウィと同僚たちが収監された最初のいくつかの刑務所では、繰り返し権威に逆らい、気に障った囚人たちには拳や即席の武器を使い、痛めつけるなどの暴力三昧だった👀

リーダーのマグディシの導きがあり、ザルカウィの暴力は下火になったのですが

その凶暴なエネルギーは単に形を変えただけとなる...

ザルカウィはコーランの暗記に没頭するようになる(ザルカウィは学がない為に読み書きや話すことが苦手)

そして彼はコーランを独自の解釈により、『アラーの敵と見なした者への激しい憎悪を抱く』ことになるのです(⊙_⊙')

ザルカウィの二面性!母親の前では別人格になる!?

声明文を読み上げた後にザルカウィのグループによって香田さんは斬首された...

暴力的なザルカウィですが母親のことを崇拝していて、母親が面会で訪れる度に少年のようになってしまうという一面がありましたw

もはや多重人格者じゃないのか?と周りが思うほど豹変していたのですᕙ(⇀‸↼‶)ᕗ

そしてザルカウィにはもう一つ、尋常じゃなく関心を寄せるものがありました(⊙_⊙')

それは『 病気や怪我をした配下の男たち』なんです。

同房の 過激派仲間が体調崩すと、ザルカウィは献身的に看病し、自分の毛布や配給食を譲るなど

普段の彼とは違う一面があったのでした〆(・∀・@)

リーダーに相応しいのはザルカウィ!?

2006年、宣伝ビデオの撮影で機関銃を抱えるザルカウィ

画像:ブラック・フラッグス

ザルカウィはリーダー・マグディシの側近であり、彼の右腕だった👀

しかし、他の囚人たちの中にはマグディシに不満を持つ者もいて、強くて行動力があり、物事をハッキリと言う

ザルカウィこそがリーダーに相応しいと公言する者が出てくるようになるんです(⊙_⊙')

(マグディシは知性はあるが、武闘派ではなかった)

そして次第にマグディシは宗教的な面だけを担い、ザルカウィが事実上のリーダーの地位に就くように👀

このリーダーの地位を手に入れたことが、イラク・アルカイダという恐ろしい組織の結成に繋がる...

ザルカウィの腕の傷の秘密とは!?

ザルカウィの生まれ故郷 ザルカ(Wikipedia)

ある時、ザルカウィはサブハに頼み事があると言いました(⊙_⊙')

(この頃、ザルカウィとサブハにはある程度の信頼関係が出来ていた)

ザルカウィの頼みとは『血糖値が気になるから診て欲しい』とのこと。

サブハはザルカウィから頼まれたことが、少し嬉しかったのですが

簡単には診れない事情がありました👀

アル=ジャフル刑務所刑内は不衛生でこのような場所で血液を採取すると感染症のリスクがあったのです🤢

そうなると、ザルカウィを刑務所から出して、病院で検査する必要があったのですが

ザルカウィのような凶悪犯を簡単に刑務所の外に出すことは容易ではありません。

逃亡する可能性や、罠の可能性もあると...

しかし、サブハはイブラヒム所長を説得し、ザルカウィの検査を行えることになったのです💉

病院で採血しているザルカウィにサブハは以前から気になっていた、腕の傷について勇気を出して聞いてみた。

ザルカウィ『刺青があったのだ。錨(いかり)の』

まだ、イスラム教に熱心ではなかった頃に入れたそうで

ジハード運動に加わると刺青が恥ずかしくなった
と😅

漂白剤などで洗い落とそうとしても全く消える気配がなかったので、『刃物で皮膚を削り取って傷がついた』

というのが理由でした〆(・∀・@)

ザルカウィが釈放される!

ヨルダン国王 フセイン1世(Wikipedia)

1999年2月7日、ヨルダン国王のフセイン1世が他界し、王位を息子のアブドゥッラー2世が継承することになりました(⊙_⊙')

ヨルダン建国以来の伝統で、新国王は国内の囚人たちに対して大赦(たいしゃ)を宣言し、暴力犯罪以外の囚人や政治犯に恩赦を与えることになっていたのです👀

この時、2500人の囚人が釈放されることになりました。

そしてこの中にアフマド・ファディル・アル=ハライレー(ザルカウィ)の名前もあったのです。


アブドゥッラー国王がザルカウィのことを知るのは釈放してから何ヶ月も後のことでした(⊙_⊙')

釈放されたザルカウィはアブー・ムサブ=ザルカウィというテロリストになり、彼の野望はこの時より始まった...





新着記事
レビュー
人物
事件/事故/戦争
コロナ関連記事
コロナ対策グッズ
ウイルス/細菌
拷問/処刑/歴史/
スポンサーリンク
恐怖による支配 ISIS (イスラム国)の真実

見どころ

国家を自称する組織が世界中で破壊的な攻撃を計画、実行できるのはなぜか…。イスラム国の起源、目的、そしてその暴力的な策略が21世紀の武力闘争にもたらした影響を探る。

ストーリー

ISISの台頭を防げたかもしれない分岐点に焦点を当て、当時を経験した米国の政策立案者、将官、情報機関職員の視点から、8年にも及ぶイラク戦争をたどる。斬首を正当化するISIS戦闘員との特別インタビューでは、カリフの支配下で送る人生について聞く。

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事