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【ドナルド・ニールソン】ブラック・パンサーの異名を持つ殺人鬼

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事件の概要

ドナルド・ニールソン(左)とレスリー・ホイットル(右)

1975年1月14日未明、レスリー・ホイットル(17歳)はイングランド中西部シュロップシャーのハイリー村の自宅で寝ていたところ、目と口だけが開いたマスクを被った全身黒づくめの男に誘拐された。

男はショットガンの銃口をレスリーに向けると家から連れ出すと、近くのバスプール・パークにある下水道の一番下にあるプラットフォームに監禁。

レスリーは幅が60cmしかないプラットフォームで全裸にされて、ワイヤー製の首輪をはめられてハシゴに縛りつけられた...

犯人の名はドナルド・ニールソン

『ブラック・パンサー』の異名を持つ強盗でニールソンは前年、連続して簡易郵便局に押し入って、3人の局長を殺○した凶悪犯だった。

レスリー・ホイットルの目撃情報を集めるためのポスター

一方、誘拐されたレスリー・ホイットルは3年前に父親が死去した際に8万ポンドもの遺産を相続したことを新聞で報じられた少女で、その記事を読んでいたニールソンは彼女をターゲットにして周到に犯行を計画していた。

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ドナルド・ニールソンの生涯と犯行手口

陸軍時代のニールソン

ドナルド・ニールソンの本名はドナルド・ナッペイだったがNappeyの発音がNappy (おむつ)の発音と似ていたことで子供の頃からイジメられていた。

このことで心に深い傷を負った彼は娘が生まれた際に名字をニールソンに変えている。

1995年にアイリーンという女性と結婚したが夫婦は近隣住民とほとんど付き合いがなかった。

ニールソンはヨークシャーの近衛連隊に入隊し2年間の訓練経験があったものの、生活は苦しくそのため1965年頃より空き巣に手を染め始めた。

彼の手口は『手動ドリルで窓枠に穴を開けて針金で掛け金を外す』というもので、400件以上もの犯行に及んでいる。

空き巣では稼ぎが知れていると感じたニールソンは全身黒装束で簡易郵便局を狙うようになり、1967年〜74年にかけて19件もの郵便局を襲撃し、3人の局長を銃で殺○、一人に重傷を負わせている。

しかし、郵便局強盗でも大金を得ることは難しいと判断したニールソンはレスリーの誘拐事件計画を練り始める...

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ブラック・パンサーは自宅に作戦本部を設置!?

ドナルド・ニールソン

空き巣から簡易郵便局にターゲットを切り替えたニールソンは犯行計画を立案するために自宅に作戦本部を設置。

居間を半分に仕切って、半分は泥棒家業に使う用具の作業場、残りはオフィスとして使い犯行の計画を練っていた。

ニールソンの屋根裏部屋から発見された犯罪のための数々の道具

屋根裏部屋には

  • 大量のロープ類
  • 1ダースものアノラックスやジャケット類
  • 700本以上の自動車のキーやナイフ

などが見つかっている。

さらに天井裏には改造式レミントン・ショットガンや照準スコープ付きの22口径ライフル、1000発以上の実弾などが隠されていた。

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ドナルド・ニールソンの逮捕

レスリーの全裸死◯が発見された場所

誘拐されたレスリーが殺○されたことを知った警察は800人体制で捜査に当たった。

そして1975年12月11日の夜11時頃、ノッティンガムシャーで警察が大きな鞄を持って歩く不審な男を発見。

尋問するためにパトカーに乗せると、男はいきなりショットガンを抜いてパトカーを乗っ取った

しかし、隙を見て警察が急ブレーキを踏み騒ぎに駆けつけた人々の協力もあってニールソンは逮捕され、終身禁固刑の判決が下ったのだった。

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