ピックアップ

当サイトはプロモーションが含まれます。

スポンサーリンク

都井の遺書にも書かれた西川とめ事件!

都井は三枚の遺書を書いている。

その中の1枚に書かれている内容のきっかけとなる事件がある

それが西川とめ(42歳)とのやり取りです。

西川とめは西川秀司という男の妻。

都井が21歳6月のある日の夕方に都井は自宅の石段の下に立っていた。

すると通りがかった西川とめが都井に『そんなところで何をしとるんじゃ』と声をかけた。

都井は『タンスを動かすから手伝って欲しい』と、とめに伝えた。

とめは手伝う為に、都井の家の中に入ると...

都井がとめを背後から○きつき『関係させろ』と言います。

そうすると、とめは都井を平手打ちしたんです😅

西川とめも寺井倉一と関係があったので、都井は自分にも関係させろと言ったのです。

しかし、とめは引き下がらずに『誰がそんなことを言ったんじゃ』と都井に言い返す。

都井は『集落の噂で、誰から聞いた訳ではない』と...

とめ『それはおかしかろう。お前にそれを話した者がおるはずじゃ!』

これで都井は黙り込んでしまいます。

とめ『それみい、言えんじゃろうが!言えんのはお前が嘘をついとるからじゃ!お前は勝手ないいががりをつけてワシを○そうとしたんじゃ!』

そしてとめは更に...

とめ『お前は肺病で徴兵をハネられたんやないか!それやったら1日も早く病気を治して、お国のためにご奉公するんが若いもんの務めやないか!それもせえへんで、肺病やいうてのらくらしくさっているくせに、女に手え出すちゅうんはなんじゃい。中略 お前のおばやんにも話す』

このように言われて都井はとめに泣きながら土下座をして『堪えてつかあさい』と謝った

そしてこの後とめは集落中にこのことを話して回ったのです。

この事件が都井には屈辱極まりなかったのです。

そしてこれにより村民への憎悪を抱くきっかけになるのです。

実際に遺書で西川とめへの恨み言を都井は書いており、社会から消そうと決意したと書いています。


スポンサーリンク

西川とめは自分の都合の良いように吹聴していた?!

集落の人間に都井の悪口を吹聴していたとめですが、

事実とは違う自分の都合の良いように話していたようなんです。

とめは実際は都井と肉○関係であったが、そこは伏せて話していたそうです。

都井はとめの方から関係を求めて来たと明言していて、その後何度か関係があった。

しかし都井の評判が悪くなると、都井との関係を断ち切って『都井に関係を迫られたが断ってやった』

というような感じで吹聴していたのが真相らしいです👀

スポンサーリンク

都井、猟銃を購入する。

都井は21歳の7月の終わり頃に、津山市の片山鉄砲店で二連装の猟銃を75円で購入している

それからしばらくして都井は乙種狩猟免許取得の為に津山警察署に出頭しています。

その時に免許取得の目的を聞かれた都井はこのように説明している。


  1. 私は結核患者なので労働を禁じられているが、散歩などの軽い運動は療養上不可欠である。

  2. しかし国家非常のときにぶらぶらと単に散歩をするのも申し訳なく、また体裁も悪いので、兎など小動物を仕止めて、自給自足の足しにすると共に、毛布を軍装品の原料として当局に献納したい。

  3. 私は丙種合格だが、健康が回復したあかつきには、直ちに入隊する覚悟でおり、そのとき一人でも多く敵兵を倒せるように、射撃の腕を練磨しておきたい。



これは最もらしい理由ですね👀

実際にこれを聞いた係官は都井を激励して狩猟免許を交付しています。

なお、この時点では殺人の為ではなく銃を持ち歩いて村人を威圧したり、

女性に関係を迫るときの脅しの道具に使う為に購入したと見られている


都井は実際、猟銃を携帯して集落内を歩き回っている。

しかしこの行動が益々、都井の評判を下げてしまう。

素行云々ではなく、村人は都井に畏怖するようになる。

スポンサーリンク

都井の遺書

都井には遺書が3つあると先ほど書きましたが、その中で都井は自分が事件を起こす動機について書いています。

遺書の中で寺井マツコという女性について書いたものがあるのですが

この遺書はかなり長いので主要部分をピックアップしてみます。

都井の遺書の主要部分

  • 病気になる前は親切にしてくれたが、自分が病気(結核)になると冷たくなった。

  • 結核と知ったらすぐに心変わりしていった。

  • 病気は悪くなる一方。

  • 寺井マツコに悪口を言われ、殺すぞと脅したが『お前のような肺病患者に殺されるものか』と言われた。

  • 悔しくて涙が止まらなかった、そしてそれだけ馬鹿にするなら必ず『殺してやろうと決意した』

  • だが実際は結核のせいでほとんど歩けなくて、バカにされたのも分かる




このような内容を都井は書いているのですが、この内容は事実に反するところが存在する。

都井は結核になってマツ子が冷たくなったと書いているますが、

マツ子以外の他の女性も含め『都井が肺病患者』であると知った上で関係を持っていたのです。


そして都井は歩けないと書いてますが、実際は複数の女性と行為をしており

猟銃を持って集落内を歩き回っていた
ので事実と異なっているんです。

報告書によると、都井は精神不安定から被害妄想や自分の意に反する者を敵対視するように

なったと書かれている。

都井、更なる大金を借りる!

都井は岡本音五郎という金貸しのもとを訪れ、金を貸して欲しいと岡本にお願いしたのです。

このときに岡本はいくら必要なのか?と都井に聞くと、

都井『千円ですけん』

岡本『千円じゃと?』

岡本『そりゃ大金じゃな。担保はあるのんか?』

都井『家屋敷と田畑を抵当に入れますけん』

というやり取りがあり岡本が都井にそんな大金何に使うのか?

と尋ねられると、

都井は結核診療所に入るために必要と答えました。

結局、岡本は都井に600円貸し付けています。

しかし都井の本当の目的は『武器調達資金』だったのです。

この後、都井は神戸の高橋鉄砲店で自分の所持していた猟銃を下取りに出して、

新品のブローニング銃』を購入している。

この銃は後に事件で使用されることになるのです。

それから火薬や薬莢も買い込み、銃の改造や猛獣用実砲(ダムダム弾)の製造を始めるのです。

都井が射撃訓練を始める!

都井は山で改造銃での射撃訓練を開始するようになります。

この時期に同じ集落に住む、

岸田淳一という男は連日銃声を聞いたと証言しています。

銃声を聞いた岸田は当初、

津山中学の演習と思っていたのです。

実際にその時期に津山中学では演習が行われており、

岸田は実際に演習を目撃した事があったのでそのように思っていたのでした👀

しかし岸田はそれが津山中学の演習ではないという事を知るのです😱

山中に不審な射撃跡を発見してしまったのです💦

射撃跡には松の木があったのですが、

その松の木には数多くの弾痕が残されていたのです。

弾痕から猛獣用実砲と見られており、

45発ぐらい松に撃ち込まれいたそうです。

命中してないモノを合わせると90発以上打った形跡があったとのこと。

命中率はかなり良く、

実際都井の射撃の腕はかなりのモノだったと言われてます。

祖母いねが、都井に恐怖を抱く!

この年の3月7日の出来事。

寺井元一宅に都井の祖母いねが、

真っ青な顔をして尋ねて来たのです。

いねは元一に『孫と喧嘩したから泊めて欲しい』と言ったのです。

元一はその日、いねを泊めてやることにしたのですが

翌日もいねは泊めてくれと頼むのです👀

それを聞いた元一は

『帰りづらいなら、ワシが話をつけてやる』といねに言ったのです。

いね『睦雄のそばには怖くておれんがの』

元一『どうしてじゃ?』

いね『ワシは睦雄に殺される』

元一『ひどく乱暴するんか?』

いね『薬じゃ、睦雄は薬でワシを殺す気じゃけん』

いねが都井に疑いを持ったのは次のようなことがあったからです。

都井がいねに万袋医師に貰ったと言って、

小瓶入りの白い粉末を飲むように勧めたのです。

いねは都井の好意に感謝して飲もうとしたら、

ひどい臭気で飲むのをやめたというのです。

それから都井は1日置きにいねにその薬を勧めて来たのですが、

いねは断り続けたんです。

いねが元一の家に泊めてくれと頼に来た日の夕食の時に

都井がいねの味噌汁の中にその薬を入れているのを目撃して

恐ろしくなって家を飛び出したのでした💦

これは、本当に恐怖を感じるでしょうね😱

都井、家宅捜査で武器を没収される!

祖母の件もあり、警察は都井の家の家宅捜査を行いました。

そうすると天井裏に数々の武器が発見されたのです。

家宅捜査で見つかった武器一覧

  • 日本刀 一振

  • 短刀  一口

  • 猛獣用実砲 八十一発

  • 散弾実砲 三百十一発

  • 雷管付薬莢 百十一個

  • 雷管 百二十六個


  • 火薬 五十斤

  • 鉛弾 五十斤

  • 猟銃 三挺





これだけの武器をなぜ所持しているのかを尋ねられた都井は

『満洲事変の影響で、来年度は価格が高騰する可能性があるので買い溜めしている』

このように答えたのですが、

結局武器は全て没収されてしまいます。

都井は遺書の中で武器が全て没収されて泣いたと書いています。

しかし同時にチャンスではないか?とも思ったそうです👀

少なくとも、祖母や親族の疑惑の念を取り払えたと考えたんです👀

そして都井はそれからすぐに武器を再調達し始めるのです。

武器の入手経路!

都井は知り合いの今田勇一という男に頼んで火薬などの買い出しを頼んでいる。

この今田は狩猟免許を持っていたので鉄砲店で購入が出来たのです👀

今田の狩猟免許鑑札で購入された武器が後に大勢の人の命を奪うことになり、

今田は後に刑事訴迫を受けている。


都井は歯科医師の伊藤光蔵という男から刀を購入しています。

この伊藤という人物は刀剣の収集家であり、

それに目をつけた都井は伊藤に

従兄弟が連隊に所属しており、今度昇進することになったのでお祝いに軍刀を送りたい』と言うのです。

伊藤はそれに対して好感を持ち、都井に軍刀を売ってしまうのです。

後に伊藤医師は都井の事件で自分の打った刀が事件で使われた事を知り衝撃を受けることになるのです。

そして匕首(あいくち)と言う短刀を内山を通じて手に入れている。

このように都井は周りの人間から武器を調達して、着々と準備を進めていたのでした。

次回予告!ついにクライマックスを迎える!

今回はここまでです🤩

次回は津山事件当日の凄惨な様子、そして都井陸雄の最後の瞬間、

鬼神と化した都井睦男の中に微かに残っていた人間の心など中心に書いていきます!

ラストはマジでヤバいのでお見逃しなく🤘

それではまた✍️

新着記事
レビュー
人物
事件/事故/戦争
コロナ関連記事
コロナ対策グッズ
ウイルス/細菌
拷問/処刑/歴史/
スポンサーリンク
CHECK CORONA(チェックコロナ)

CHECK CORONAは『新型コロナウイルスに感染したことがあるか、ないか』を推定します。

Web問診の回答結果と新型コロナウイルス抗体判定キットの結果をもとに、
感染してないのか、感染したばかりなのか、過去に感染したことがあるのか
ご自身がどの状態にあるのかを推定することができます。

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事