日本には数々の怖い迷信や言い伝えが存在します...
例えば昭和生まれの人なら子供の頃に『こっくりさん』をやったことがある方も多いと思いますが、こっくりさんは簡単に言えば降霊術のような遊びなのです。
が!!!
大人になった今
『本当に霊が答えを示しているのか?』
という疑心が湧いて出てくると思いますw
そ・こ・で
この記事では『科学的に解明(証明)されている世に蔓延る怖い迷信や言い伝え』
を紹介しちゃうので存分にご堪能ください(ΦωΦ)フフフ・・
Contents
霊を呼び出す『こっくりさん』
今の小学生は『こっくりさん』というレトロな遊びはしないと思うので、こっくりさんについて軽く説明しておきましょうw
僕は小学生の頃よくやっていたのですが、机の上に↑のような50音、数字、はい、いいえ(YES NOバージョンもあったはず)と書かれた紙を用意するんです。
そして紙の上に10円玉をセットして、10円玉の上に指を置いた状態で
と呼びかけると10円玉が動き、文字を指し示すというもので、放課後によくやっていましたねw
放課後ということは時間的には夕方なのでシチュエーション的にハマるんですよ(ΦωΦ)フフフ・・
で!
10円玉が動くと『動いたー!!!』的な感動があり、こっくりさんをやった次の日は当然の如く、その話で持ちきりでしたw
こっくりさんを研究した男がいる!?
子供たちの間で『こっくりさん』という遊びが流行したのは明治時代のことで、元は海外の風習だったんです(⊙_⊙')
海外では『テーブルターニング』と呼ばれており、日本を訪れていた外国船の乗組員がやっていたのをマネたのが『こっくりさん』になったわけです。
そんなこっくりさんをガチで研究した人物が存在し、その人物とは妖怪研究者として有名な井上円了(えんりょう)なんです(*´Д`*)
井上は1887年に設立した私立哲学館(東洋大学の前身)で
- 哲学
- 心理学
- 社会学
などを教えていたのですが、その中に応用心理学の一環として妖怪学というのが実際にあったんですw
そしてちょうどその頃にテーブルターニングが日本に入って来たことで、井上はこっくりさんの研究をするようになったわけです_φ( ̄ー ̄ )
井上円了が突き止めたこっくりさん現象の成立条件とは!?
そして井上は研究によって『こっくりさん』の降霊現象の謎を解明するんです(*´Д`*)
井上によると降霊現象は
- 時間帯
- 場所
- 道具
は一切関係なく!?
というんです!!
またこっくりさんの降霊現象は
- 『予期意向』
- 『不覚筋動』
の2つで説明できると結論付けたのです(⊙_⊙')
つまりこっくりさんをやっている時は『10円玉が動いて質問に答えてくれる』というのを期待しているわけで...
その気持ちが強くなればなるほど、知らず知らずのうちに筋肉がかすかに動き、それが指先に伝わることで
『10円玉が勝手に動く』
ということです(ΦωΦ)フフフ・・
確かに小学生の頃、自分達の望む答えになるように猛烈に特定の文字を意識して、完全に指で動かしていたと思うのでこれがこっくりさんの降霊現象の原因だと言えるでしょうねw
またテーブルターニングでは『ウィジャボード』と呼ばれる降霊道具を使用して行われ、これは普通に買えるので興味がある方は遊んでみてください_φ( ̄ー ̄ )
『しゃっくりが100回続くと死ぬ』は本当なのか!?
『しゃっくりが100回続くと死◯』
という迷信がありますが!?
実際にしゃっくりがなかなか止まらないと不安になったことありません?w
しゃっくりは医学用語で『吃逆(きつぎゃく)』と言われ、これは横隔膜が痙攣することに起こる現象なんです(⊙_⊙')
そして痙攣によって声帯の筋肉が収縮することで、声帯が狭くなる状態になり、その状態で息が通ることで
『ヒック、ヒック』
という音になるわけですが、多くの場合はどんなに長くても2日以内に治るとされています(*´Д`*)
この場合は『急性吃逆』と呼ばれ
- 食べ過ぎで胃が大きくなった
- 炭酸飲料の飲み過ぎ
- タバコ
- ガム
- ストレス
などが原因になる場合もありますが、必要以上に恐れる必要はなく、つまり!!!
『しゃっくりが100回続くと死◯』
というのは事実ではないんです(ΦωΦ)フフフ・・
ではなぜ、そう言い切れるのか?
それは...↓
しゃっくりのギネス記録は4億3000万回!?
1986年度の『ギネスブック世界記録事典』に1922年から
60年間しゃっくりが続いた
人の記録があり、その回数はなんと!?
約4億3000万回
だったんですw
さらにこの記録よりもさらに長く続いたしゃっくりとして『ギネス世界記録2004』で1922年〜1990年、つまり
68年間続いた記録
として紹介されています(ΦωΦ)フフフ・・
が!!!
どちらともしゃっくりが原因では亡くなっていないため『100回続くと死◯』という迷信は嘘だとと言えるわけです。
が...↓
なぜ『しゃっくりが100回続くと死ぬ』という迷信が生まれたのか?
とは言うものの
『しゃっくりを甘くみてはいけない』
というのもあるんです(⊙_⊙')
しゃっくりが2日以上続くことを『慢性吃逆』と言い、1ヶ月以上も続く場合は『難治性吃逆』となり
あり、さらには!?
- 脳
- 呼吸器
- 消化器
などの基礎疾患と関係している可能性もあるので注意が必要なんです⚠️
例えば
- 脳梗塞
- 脳出血
- 脳腫瘍
- 脳動脈瘤
- てんかん
といった脳の病気の症状としてしゃっくりが出ることがあります(*´Д`*)
この他にも
- 肺炎
- 肺がん
- 気管支喘息
などの病気の場合、迷走神経や横隔神経が刺激を受け、それがしゃっくりにつながることも...
というように重大な病気に罹っている可能性もあるので、あまりにも長引く場合は病院で診てもらった方が良いでしょう。
そして!!!
この迷信は
と考えられます。
短期間しゃっくりが続いたとしても死◯わけではありませんが、なかにはこのような重大な病気に関係しているケースもあるため、この迷信が完全に嘘とは言い切れないのかもしれません_φ( ̄ー ̄ )
『子供が積んだ石を鬼が何度も破壊する』賽の河原伝説!
小学校の頃に週刊少年ジャンプで『地獄先生ぬ〜べ〜』という漫画が連載されており、漫画内でこの『賽の河原』の話が出てきたことで僕はこの言い伝えを知りましたw
仏教では、親より先に死◯ことを『逆縁(ぎゃくえん)』と呼び、親不孝とされています(⊙_⊙')
そして幼くして死◯だ子供たちは、三途の川を渡る前に償いとして河原の石を積み上げて塔を作ることを強いられるんです。
というような悲しげな歌を歌いながら...
しかし、せっかく石を積み上げても
ため
『子供たちは永遠に河原で石を積み続けることになる』
というのが一般的な賽の河原の言い伝えとなっています(*´Д`*)
賽の河原伝説のイメージは、鎌倉時代の僧侶が記したとされる
『賽の河原地蔵和讃(わさん)』
からとされていますが、実際に賽の河原という地名を冠した場所が全国各地にあり、有名なのは
- 佐渡島(新潟県)
- 鴨川と桂川の合流地点(京都)
- 恐山(青森県)
- 大山(鳥取県)
- 奥尻島(北海道)
などですが、これらの場所は共通点があり、それは
ということです。
また各地の賽の河原には積み上げられた石塔や地蔵などがあるため、まさに賽の河原伝説イメージそのままのロケーションだと言えます(ΦωΦ)フフフ・・
実際の賽の河原では鬼ではなく波が石を砕く!?
伝説の中では鬼が石塔を破壊してしまいますが、現世では鬼ではなく波によって石塔が崩されるんです(⊙_⊙')
(潮の満ち引きの影響を受けやすい場所が多い)
海水面が12〜24時間周期で変化することを潮汐(ちょうせき)と呼び
月や太陽の引力によって地球の海水は引っ張られ、その影響で海水面が上がったり、下がったりするわけです(*´Д`*)
(その結果、海岸や川の河口付近は水が満ちたり、引いたりする)
そして!!!
賽の河原がある場所の多くでは、堤防などがないむき出しの地形のため
さらに、水の流れによって小石は簡単に位置を変えてしまうでしょう。
また仮に石を積み上げたとしても、積み上げれば上げるほど不安定になりことから、潮の影響で簡単に崩れてしまうんです_:(´ཀ`」 ∠):
ちなみにですが潮汐の周期は12〜24時間であることから、一晩で石塔は崩れてしまう計算になり、まさに伝説上の賽の河原と同じ光景となるのです_φ( ̄ー ̄ )
『ナマズが騒ぐと地震が起きる』の元になった話
江戸時代に大ナマズを描いた『鯰絵』が流行していたんですが!?
『ナマズが騒ぐと地震が起きる』
という言い伝えはこの鯰絵と非常に深い関わりがあります(⊙_⊙')
鯰絵が描かれた背景として重要なのが※1鹿島信仰で、茨城県の鹿島神社の地下に大ナマズがいて、それを※2要石(かなめいし)が押さえているというもの。
1855年(安政2年)10月2日に安政大地震が起き、現在の東京や茨城県取手市では震度6以上で、江戸だけでも1万人前後が犠牲になったとされています(⊙_⊙')
安政大地震が起きた10月には神無月という別名があり、これは
とされています(*´Д`*)
そうなると!?
『出雲以外の土地は神が不在』
ということに...
そのため当時の人々の間で安政大地震の原因は
という噂が広まったんです。
そして当時人気だった鯰絵の中で
- 大地震を大ナマズに見立てて慌てる人々
- 神様が大ナマズを退治する
といった絵が多く描かれるようになったこともあり
『地震とナマズには関係がある』
と強く信じられるようになったのです_φ( ̄ー ̄ )
ナマズはガチで地震予知できる!?
しかしナマズと地震には大きな関係があるのは事実でナマズはガチで地震を予知することができるとされているんですよ(⊙_⊙')
日本ではこれまで『地震が起きた際にナマズが騒ぐ』ということに関しての研究が繰り返し行われており
1923年(大正12年)9月に起きた関東大震災後、東北大学の研究室で振動や電流を使った実験が行われています。
さらに1976年〜1992年までは東京の水産試験場でナマズと地震に関する研究も行われているんです(ΦωΦ)フフフ・・
では実際にナマズはどのくらいの精度で地震予知できるのか?
ナマズは
とされており、しかもその感度は非常に高く、芦ノ湖くらいの大きさの水場に小さな電池を1つ落としたくらいの変化にも気づくと言うんですw
(凄くない!?w)
そして地震が起きる前後というのは、さまざまな電磁気の変化が観測されるため、地球物理学の専門家の中には電磁気の異常が早期観測できれば
と考える学者もいるようです。
が...↓
全てのナマズが異常行動するわけではない!?
しか〜し、現在では人間は昔とは比べものにならないくらいの電波を使っており、また地中においても多くの電流が流れ込んでいます(*´Д`*)
ナマズがどれだけ高性能センサーを持っていたとしても、ピンポイントに地震の前触れだけを人間に知らせることは難しいでしょう。
実際、過去に行われた研究の多くで、地震の予知行動と思えるような
だったそうです(⊙_⊙')
このことから『ナマズは地震予知能力があることは事実、しかし完璧に予知に使えるわけではない』
と言えます。
が!!!
世界に目を向けてみると動物の異常行動から大地震の発生を予知することに成功した例があるんです(ΦωΦ)フフフ・・
1975年に中国で起きた海城地震では、魚や動物の異常行動を観測し、事前に行政が警告を出すことに成功しているため、ナマズ以外の魚や動物の中にも何らかの形で地震の前兆を検知している可能性は否定できないわけです。
このことから将来的に地震予知が可能になるかもしれませんね_φ( ̄ー ̄ )
『夜に口笛を吹くと蛇が来る』は本当か!?
子供の頃、夜中に口笛を吹くと親から
『蛇がくるからやめなさい』
と怒られた経験がある方も多いと思います(*´Д`*)
しかし『なぜ口笛を吹くとへびが来るのか?』
という質問に対して正確に答える親は多くないでしょうw
パッと見、蛇には耳らしきものがありませんが、本当に口笛が聞こえるのか?
蛇は耳のような器官は確かに見当たりませんが、聴覚は優れているんです(ΦωΦ)フフフ・・
また蛇には外耳にあたるものがないだけで、体内に内耳が備わっていて、さらに!!!
んですよ!
つまり蛇は人間のように耳で音を聴くというよりは、体全体で音を感じていることになります〆(・∀・@)
蛇が聞き取れるのは50〜100ヘルツの音!つまり...
蛇は草の動きや動物が移動する際の小さな音を全身でキャッチすることができるため
他の動物よりも遥かに聴力が優れている
と考えられています(ΦωΦ)フフフ・・
そして蛇が聞き取れる音域は50〜1000ヘルツであることがわかっているんですが!?
これはかなり低い音域なんですよ。
で!!!
人間の吹く口笛の音域は平均で500〜4000ヘルツのため
ということに_:(´ཀ`」 ∠):
ただし、高音の場合は蛇から感知されにくいので『蛇に口笛を気づかれたくない🥺』
という方はメチャクチャ高音で吹けば理論上OKのハズw
『夜の口笛=蛇が来る』の言い伝えはなぜ生まれたのか?
これには諸説あるんですが、個人的に有力と思うものを紹介しますね🥺
昔は夜盗が夜間に活動する際の合図として口笛が使われており
そのため『夜の口笛は不安を掻き立てる』
というような不吉なモノだったわけです。
そんな不吉の象徴である口笛を戒めるために『蛇が来る』というのが考えられ広まっていったという説です✅
ちなみにですが日本には36種類の蛇が生息しているとされていますが、その多くが昼行性なんです(⊙_⊙')
そして数少ない夜行性の中に毒蛇・ニホンマムシちゃんがいます_:(´ཀ`」 ∠):
なので夜中に口笛を吹いて寄って来る蛇がいるとしたらニホンマムシの可能性が非常に高くなるので、やっぱり夜間に口笛を吹かない方が賢明でしょうw