高所恐怖症や閉所恐怖症などはよく知られていますが!?
世の中には、非常に珍しいフォビア(恐怖症)が存在し、他人からすれば『えっ、こんなことが恐いの?』と思うようなモノでも、本人にとっては精神崩壊するほどの恐怖を感じてしまうのです(⊙_⊙')
そ〜んな他人からは絶対に理解されない珍しい恐怖症をこの記事ではドド〜ンと紹介していくので、ぜひ最後まで読んでいってくださいな( ´=ิ◞︎౪◟︎=ิ`)
Contents
アブリュトフォビア(洗浄恐怖症)
アブリュトフォビアは、入浴、シャワー、洗髪、手洗いなど、身体を洗浄する行為に対する恐怖症で、子供や一部の成人に見られることがあります(⊙_⊙')
アブリュトフォビアを持つ人は、入浴や洗浄しなければならない状況になると
- 心拍数の上昇: 急激な心拍数の増加
- 発汗: 異常なほどの発汗
- 震え: 体の震えやふるえ
- 呼吸困難: 息切れや過呼吸
- パニック発作: 極度の不安やパニックに陥る
- 回避行動: 入浴や洗浄を避けるための行動(例えば、何日も入浴しない、洗浄行為を最小限にするなど)
といった症状・行動を示しますが、原因は子供の頃に入浴や洗浄に関連するトラウマがあったり、入浴や洗浄に対して厳しい態度を持つ家庭環境で育った場合、また遺伝的な要因も関連していることから、家族に同様の恐怖症を持つ人がいる場合、発症しやすいとされています(*´Д`*)
また、この恐怖症は
- 認知行動療法・・・恐怖に対する認知と行動を再評価し、恐怖を引き起こす思考パターンを変える方法
- 曝露療法・・・段階的に入浴や洗浄の行為に慣れるようにする治療法
- 薬物療法・・・必要に応じて、抗不安薬や抗うつ薬が処方される
などの治療によって克服可能となっています。
アグリゾフォビア(野生動物恐怖症)
アグリゾフォビアは野生動物に対する恐怖症なのですが、特定の野生動物ではなく、野生動物全体に恐怖してしまうんです(⊙_⊙')
(動物を想像したり、足跡や鳴き声に対しても恐怖を抱いてしまう)
アグリゾフォビアのある女性は、子供の頃にキャンプ中に野生の熊と遭遇した経験から、成長しても森に入ることができなくなり、友人たちとハイキングに行った際も、森の中でパニック発作を起こしてしまったそうです(*´Д`*)
また別の男性は小さい頃に動物園でトラがガラス越しに吠えたことが原因で、動物園に行くこと自体が怖くなり、大人になってからも、家族との動物園の訪問を避けるために様々な言い訳をするようになったんです。
このように恐怖症も幼少期に野生動物に襲われたり、遭遇した経験がトラウマとなり引き起こされるのですが!?
野良猫や散歩中の犬を見ただけでパニックになることから、日常生活に支障をきたす厄介なフォビアとなっています_φ( ̄ー ̄ )
アナチダエフォビア(アヒル恐怖症)
アグリゾフォビアは野生動物全般に対する恐怖症でしたが、このアナチダエフォビアは『アヒルに見られている』という恐怖を指す非常に特殊で珍しい恐怖症なんです(*´Д`*)
このフォビアを持つ人は
- アヒルに監視されているという持続的な不安感
- アヒルが近くにいるかもしれないという思い込み
- 常に背後を確認したり、窓の外をチェックする
という症状に苦しみ、公園、湖、農場などアヒルがいる可能性のある場所や、アヒルの画像や映像を避けるようになります。
アナチダエフォビアを持つ人は非常に稀であるものの、実際に『アヒルに見られている』と思い込んで恐怖する人が存在しており、この恐怖症によって心拍数の増加、呼吸困難などの症状に苦しむため、本人にとってアヒルはサタンよりも恐ろしい存在なのでしょう_:(´ཀ`」 ∠):
アメスマニアフォビア(自己変形恐怖症)
アメスマニアフォビアは比較的新しい概念で、正式な医学的定義や広範な認識はまだ確立されていませんが、これは「自己変形に対する恐怖」を指します(⊙_⊙')
似たようなのので『醜態恐怖症』がありますが、こちらは『自分の容姿が醜い』や『身体の一部が他人と比べて劣っている』と思い込むフォビアですが、アメスマニアフォビアは自分の身体や姿が変わることに対する極度の恐怖や不安を伴う状態を意味し、例えば
- 外科手術
- 整形手術
- 身体の成長
- 老化
などに対して恐怖します。
症例が多くないためアメスマニアフォビアの具体的な原因は不明ですが、他人の手術経験や身体変形に関する恐怖を見聞きすることや、手術や身体の変形に関連するトラウマによって引き起こされる可能性があると考えられています_φ( ̄ー ̄ )
クロノフォビア(時間恐怖症)
クロノフォビアは時間の経過や時間そのものに対する恐怖症を指し、これは特に閉鎖的な環境にいる人々や高齢者に見られることが多く、時間が過ぎることへの恐怖や未来への不安が特徴です(⊙_⊙')
ある受刑者が、長い刑期を過ごす中で時間の経過に対する恐怖を感じるようになったことでクロノフォビアを発症したケースがあり、また高齢者の場合、自分の寿命が限られていることを強く意識するようになり、時間の経過に対する恐怖を感じて発症することが多いそうです。
クロノフォビアは他の恐怖症と異なり、後天的に発症することが多いため、誰もが発症するリスクのあるフォビアと言えるでしょう_:(´ཀ`」 ∠):
クロモフォビア(色彩恐怖症)
クロモフォビアは特定の色や色彩に対する異常な恐怖や嫌悪感を感じる恐怖症で、色そのものだけでなく、その色が象徴するものや色に関連する記憶によっても恐怖してしまいます(⊙_⊙')
この恐怖症は子供の頃に服の色や転校生でランドセル色を揶揄われたりすることで、トラウマとなり、その色に対する恐怖心を抱くようになってしまいます。
例えばですが、白色に恐怖するクロモフォビアの人が病院に行った場合、白い壁や白衣を見ただけでパニックになるため、必要な治療を受けることが困難になることが予想できますし、また車の運転なども無理なので、こちらも日常生活に支障が出まくる恐怖症ですね_:(´ཀ`」 ∠):
コロフォビア(ピエロ恐怖症)
これは結構有名ですよねw
コロフォビアはピエロ恐怖症や道化恐怖症と言われ、文字通りピエロに対して異様に恐怖してしまうというもので、ピエロの外見や動作、さらにはピエロに関連する物や状況に対しても恐怖してしまいます(⊙_⊙')
ちなみにですが7年間で33人の少年を殺○したシリアルキラーのジョン・ゲイシーは、ピエロの格好で孤児院などを慰問する活動をしていた人物でもありました。
そして彼はピエロの絵を多く描いているのですが、犯行後にこの絵が高値で取引されるようになり、そのうちの1枚をジョニー・デップが保有していた時期があるんですw
が!!!
ジョニー・デップ
引用:Wikipedia
実はジョニーはピエロ恐怖症を公言しており、なんでも
とのことですが!?
結局、ゲイシーのピエロの絵があまりに不気味で手放してしまったそうですw
トライポフォビア(集合体恐怖症)
トライポフォビアは、小さな穴や斑点などの集合体に対する恐怖症で、ギリシャ語で『穴』『孔』を意味するtrypoとphobia (恐怖症)を掛け合わせた造語で2005年に命名され、日本語では集合体恐怖症となります(⊙_⊙')
この恐怖症は例えば、蜂の巣や蓮の実のような小さな穴や突起が密集しているものを見ることで、強い恐怖や不快感を感じてしまいます。
トリプフォビアの原因は完全には解明されていないのですが、一部の研究者は『進化的に有害な生物や病気(例えば、毒性のある動物や皮膚病)を避けるための自然な反応である』という進化論的視点を示しています(*´Д`*)
またトリプフォビアの人はネット上で↑のような画像を見るだけで、発狂すること間違いなしなので、ネット閲覧も気軽にできないでしょうね_:(´ཀ`」 ∠):
テトラフォビア(数字の4恐怖症)
テトラフォビアは数字の『4』に対しての恐怖症で、特に東アジアの文化圏で広く見られます(⊙_⊙')
日本でもこの4という数字は死を連想させることから、昔から不吉な数字として認知されていますが!?
テトラフォビアの人は自分の電話番号や着信番号に4が含まれているだけで恐怖を抱くので、電話するのも命懸なんですw
またこれと似た恐怖症に数字の13に対する恐怖症(トリスカイデカフォビア)や悪魔の数字でお馴染みの666に恐怖するヘキサコシオイヘクセコンタヘクサフォビアなども存在します_φ( ̄ー ̄ )
ペディオフォビア(人形恐怖症)
ペディオフォビアは人形や人形に似た物体(例:マネキン、ロボット、アニメーションキャラクターなど)に異常な恐怖や不快感を感じる恐怖症で、これらを見るだけで
- 発汗
- 震え
- 呼吸困難や過呼吸
- 胸の痛みや圧迫感
- めまいや吐き気
といった症状が出る場合があります(⊙_⊙')
この恐怖症の原因は子供の頃に、人形に関連した恐怖体験をした場合(祖父母宅にあった不気味な人形)や、『チャイルド・プレイ』や『アナベル』などのホラー映画がトラウマになることで引き起こされることがあります。
また、なかには子供の頃に持っていた人形が夜中に動く夢を繰り返し見たことで、人形に対する強い恐怖を抱くようになり、大人になってもその恐怖は続き、自分の子供に人形を与えることができない...
というケースも存在するようです_:(´ཀ`」 ∠):
ローマ教皇恐怖症
フランシスコ教皇
これはかなりマニアックなのですが!?
ローマ教皇恐怖症というのがあり、これは文字通りローマ教皇や教皇職に対する恐怖症です(⊙_⊙')
日本でこの恐怖症を持つ人は少ないですが、バチカンなどのカトリック圏のは一定数、存在するようで
ドイツのカトリック教会司祭らによる児童性虐待をめぐり、前ローマ教皇ベネディクト16世(94)は8日に公開された書簡で、独南部ミュンヘン司教区の大司教を務めていた際の性的虐待事案への対応に誤りがあったことを認めた。
↑の報道内容にあるようなトラウマがあったり、宗教教育や家庭環境の影響で教皇に対する恐怖や不安が強まることでローマ教皇恐怖症が引き起こされると考えられています_φ( ̄ー ̄ )
グロボフォビア(風船恐怖症)
グロボフォビアは風船、触感、破裂音に対しての恐怖症で、風船を実際に見ることはもちろん、風船や破裂音をイメージするだけで、パニックになってしまいます(⊙_⊙')
子供の頃に風船が破裂して驚いたことによるトラウマや風船がいつ破裂するかわからないという不安が風船恐怖症を引き起こすと考えられています。
また風船恐怖症の場合、遊園地やショッピングモールなど、風船が多く使用される場所を避けたり、学校の文化祭で風船を使ったゲームに参加することを拒否するようになるそうです_φ( ̄ー ̄ )
メガロフォビア(巨大物恐怖症)
メガロフォビアは
- 巨大な建物
- モニュメント
- 大型車両
- 自然の大規模な景観(大きな山や湖など)
- etc...
に対する恐怖症(巨大物恐怖症)のことですが、大きな物体を避けるために行動範囲が制限さるため、日常生活が困難になりますし、大規模な建築物や機械が関係する職業を避けるようになります(⊙_⊙')
メガロフォビアの人は都会には住めないので、必然的に田舎暮らしすることになりますが!?
田舎は田舎で山などの巨大な自然景観が存在しますし、旅行の際もエッフェル塔や自由の女神像などの巨大な建造物がある場所には行くことができないので、やはり行動範囲がかなり制限される恐怖症と言えるでしょう_φ( ̄ー ̄ )
テクノフォビア(科学技術恐怖症)
テクノフォビア(科学技術恐怖症)は
- コンピュータ
- スマートフォン
- インターネット
- ロボット
- 人工知能(AI)
などの技術や新しい技術的進歩に対する恐怖症です(⊙_⊙')
ネット&スマートフォンやタブレット、PCなどのデバイスが普及したおかげで、一昔前では考えられないほど便利な世の中になったわけですが!?
テクノフォビアの場合は、これらの恩恵を受けることができないため、時代についていけず取り残されるハメになります_:(´ཀ`」 ∠):
この恐怖症は、最新デバイスやシステムの故障により、重大な問題や不便が生じた経験がトラウマになったり、新しい技術の不確実性や予測不可能性、さらに技術に対する知識や理解が不足している場合に、その技術を使用することに対する恐怖が増大する...
といった複数の要因が絡んでいると考えられています。
AI時代に本格突入した現在、多くの人が重宝するAIツールも、テクノフォビアの人にとっては恐怖でしかないのです(*´Д`*)