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寺井ゆり子の追跡を断念した都井が向かった先は?

寺井ゆり子の追跡を断念した都井は寺井好二宅にターゲット変更した。

この家は寺井好二と母のトヨの二人暮らしで、都井はトヨへ恨みを持っていた。

トヨは都井から金品を貰う代わりに関係を持っていたのですが、ある時を境に都井を拒絶するようになった。

しかしトヨは寺井創一とは不倫関係を続けており、都井はそれが気に入らなかった。


この家も戸締りがされておらず、更に外で都井が散々発砲していたにも関わらず、熟睡していたのです😪

都井は表入口から侵入して熟睡している好二とトヨに銃弾を撃ち込んで殺害する。

寺井母子を殺害した都井は自宅方向に引き返した。

そして南隣の寺井千吉宅に向かう。

ここの家族に関しては都井には恨まれていなかったのですが、

この日、岸田みさと丹羽つる代の2人が寺井宅に宿泊していたせいで巻き込まれてしまったんです😱

この家の家族構成は千吉、妻チヨ、長男の朝一、朝一の内縁の妻の平岩トラ、孫の勲、勲の妻きいの三代夫婦が暮らしていた。

都井が家に侵入して来たときに岸田みさと丹羽つる代トラ以外は全員が起きていて

全員六畳の間で恐怖に怯えながら相談をしていた。

孫の勲夫婦は二階に隠れ、千吉の妻チヨは床下、息子の朝一はそれまで寝ていた奥納戸のに戻り布団に潜り、

千吉はそのまま留まった...


都井の狙う2人は養蚕室にいるのを都井は知っていた...(この当時蚕を飼って生活の足しにしていた)

養蚕室は10畳程で、その中の4畳を使って3人の女性は寝ていた。

それを見つけた都井はつる代とみさに向けて乱射し2人は死亡した。

平岩トラは『堪えてくれ、堪えてつかあさい』と懇願したが都井は許さなかった。

トラに向けて4連射してトラは即死した。

続いて都井は、千吉の所へ向かう...

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無抵抗の千吉に対して都井は...

都井『いるんかぁ!!』『鉄砲あるんかぁ!!』と怒鳴りながら千吉の元へ近づいてくる。

そして六畳の間に座り込んでいる、千吉を3つの照明で照らした...

千吉は都井を見上げたが、命乞いなどしなかった。

都井『年寄りでも撃つぞ!本家の爺さんも殺ったけんの!!』

と言いながら銃口を千吉の首に当てた...

千吉の首に銃口を当てたまま都井は少し考える

都井『...お前はワシの悪口を言わんじゃったから、堪えてやるけんの。せやけんど、ワシが死んだらまた悪口をいうことじゃろうな』

この時都井は少しいながら言ったと千吉は証言している。

千吉の後に朝一の元へも都井は言っているが朝一に関しても殺されてはいない。

狙われた丹羽卯一の家族!

千吉の家を立ち去った後、都井は丹羽卯一の家へと向かった。

千吉の家で既に、妹のつる代は殺害されていたのでこの家には

卯一と母親のイトしかいなかったが...

この2人が狙われた理由はイトは都井と肉体関係にあったが最近冷たくなったことが理由、

卯一に関しては寺井ゆり子を嫁に貰ったと言うことで

ターゲットにされた(理不尽過ぎる😅)


そしてまず被害に遭ったのは母親イトです。

異形の格好をした都井にイトは『ぎゃあ!!』と絶叫した!

都井『娘はもう殺ったけん、今度はお前じゃ』

恐怖で立ちすくむイトに向かって容赦無く発砲した...

イトは下半身一体が原型を留めていないぐらいの傷を負い、万袋医師により輸血などの治療を受けたが

6時間後に死亡。

卯一はイトの絶叫と銃声で目を覚まして、脱出して難を逃れている。

次なるターゲットは池沢家

卯一が逃亡したことに気づき、次は池沢末男の家に向かう。

池沢家は池沢末男、妻の宮、次男彰、三男正三 、四男昭男、父勝市、母ツル、長男肇。

長男の肇は修学旅行中で難を逃れている。

都井が何故池沢家をターゲットに選んだかというと、池沢末男は寺井マツ子の兄だからです。

末男は外で銃声が鳴り、様子を見る為に雨戸を開けて外を覗くと

『殺すぞ殺すぞ』と叫びながら大声で凄まじいスピードで坂を登って来る都井を見て

腰を抜かしそうになったと言っているw

末男『逃げるんじゃ逃げるんじゃ』と家族を誘導する。


末男が表に出た時に、都井がブローニング銃で乱射し始めた。

末男は急いで竹藪の中に入り込んで、難を逃れた。

しかし妻と四男は都井の犠牲者となってしまった。

特に四男の昭男は内臓が飛び出して悲惨な死を遂げている。

そして結局生き残ったのは末男と次男、三男のみで残りは全員都井により殺害されてしまったのです。

都井、資産家寺井倉一を狙う!

寺井倉一は集落内の権力者でその財力と権力で様々な女性と関係を持っていた。

都井が最も憎んでいた男かもしれないです。

倉一の家には妻のはまと長男の優がいた。

この優は村の警防団の部長で村の青年の指導者の一人で

青年会の集まりに参加しない都井は、優から忠告を受けていた。

暗闇の中に都井が身につけているナショナルランプが不気味に光る。

(2つ目のバケモノのように見えたらしいです👀)

都井が発砲して来て、その弾がはまの右手に当たってしまう。

はまは痛みを堪えて必死に雨戸を閉めて倉一と2人で必死に都井の侵入を防いだんです。

なかなか戸が開かないので痺れを切らした都井は戸に向かって発砲すると、

今度は、はまの右腕を射抜き悶絶して倒れてしまう。

結局はまは出血多量で12時間後に亡くなった。

倉一はどうなったかというと、この後2階に上がるんです。

2階から外に向けて大声で助けを呼ぶんですが、誰も助けには来てくれない...

都井は2階の倉一目がけて発砲したんですが、弾は何らかの障害物に当たって違う方向へ流れていったのですが

それに驚いた倉一は慌てて身を伏せたんです。

都井は倉一に当たったと思い込んでこの場を去っていき、は倉一は命拾いをしたんですw

超ラッキーでしたね😅

最後の犠牲者...

都井が最後に衝撃に向かったのは岡本和夫の家です。

都井は岡本の妻、みよとも関係していたが、最近はみよが冷たくなっていて

更にみよに近づくことを阻止して来る和夫に対して殺意を抱いていた。

岡本家は戸締りがされておらず、都井の侵入を許してしまった...

和夫は空気銃を持って出て来た、この空気銃はみよに近づく都井を撃退する為に

和夫は購入していたのだ。

しかし和夫が空気銃を構える間を与えずに都井は和夫の左胸に3発、上腹部に1発の計4発を被弾し

死亡した。

みよはこの隙に逃げようとしたが、都井に打たれて即死しました。

これで襲撃は終わったのですが、都井の射撃の腕は相当なモノだったのでしょうね👀

そして結核とは思えない体力,,,

実際に都井が岡本家に来るまでの道のりは相当険しい所を通っていて

とても常人が通れるような道ではなかったそうです💦

体格の良かった都井は強靭なたいりょくと高い知能、そして執念が多くの犠牲者を出すことに

繋がったと思いますね🥶

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都井睦男、最後の遺書を書く!

何人かは殺しそびれた都井ですが、ほぼほぼ目的は達成されました。

都井の最後の望みは遺書を書くことだったのです。

最後に都井は一軒の家を訪れています。

岡本宅から4町離れた樽井集落の武元市松の家に現れた。

武元はこのように語っている。

  1. 5月21日午前3時頃、私が寝ていると『今晩は、今晩は』と呼ぶ声がしたので、電報配達が来たのだろうと返事をすると、自分が寝ている部屋に21〜22歳の男が腰に刀を差し鉄砲を持って入って来た。自分はこの姿を見て、強盗が来たのだと感じた。
  2. その男の顔に見覚えがなかったが、まず最初『おじいさん、怯えなさんな』と言うたのを覚えている。そして自分に『おじいさん、急ぐんじゃ、紙と鉛筆をもらいたい。警察の自動車がこの下まで、自分を追うて来ておる』

この後、武元は紙を探していると、武元と同じ部屋で寝ていた孫に

都井は『アッちゃん、おじいさんでは間に合わぬ。鉛筆と雑記帳を出してくれ』と言った。

雑記帳を渡すと、一部を破り取って...

都井『なんぼ俺でも罪のない人は撃たぬ。心配しなさんな。』

紙と鉛筆を受け取った都井は早々に立ち去ったそうです。

都井がアッちゃんと呼んだ、武井の孫は

都井が昔近所の子供達を集めていろんな話をしてやっていたのですが

この『アッちゃん』もその中の一人だったのです。

都井は去り際に『ありがとう、勉強して偉くなれよ』と言い残して去ったのです。


都井に微かに残っていた人間の心,,,

武井は都井が遺書を書いて自殺するつもりであることをその時、悟ったそうです。

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都井睦男、自殺にてこの世を去る!

都井睦男の最後の瞬間は誰も目撃しておらず、現場の状況からの推測になるのですが

都井は落ち葉で散らかった地面にあぐらをかいて、敦夫(アッちゃん)に貰った紙と鉛筆で

遺書を書いた。

都井は犯行の前に2通の遺書を書いていたのですが、子供の頃から小説や物を書くことが好きだった

彼は最後に書きたかったのでしょう。

遺書の内容は祖母への謝罪から始まっている。

本当にすまないことをした、残る不憫を考えて決断した。

楽に死ねると思ってやったが、あまりに酷いことをしたと書かれている。

そして親族が少なく、愛に恵まれなかったこと、社会が結核患者に優しくないこと。

そして遺書の後半部分で都井はこのように書いています。

『実際弱いのには懲りた、今度は強い人に生まれてこよう、実際僕も不幸な人生だった、今度は幸福に生まれてこよう』

最後の一文『もはや夜明けも近づいた、死にましょう。』

遺書を書き終わると都井は身につけていた装備を外して綺麗に並べた。

地下足袋も、綺麗に揃えて置いた。

そして服のボタンを外して、ブローニング猟銃を手に取るとシャツの上から心臓部に銃口を当てて

右足を伸ばして親指を引き金にかけて...

都井睦男は22年の人生に幕を閉じた。

死亡推定時刻は午前5時頃と言われてます。

最後に

3回に分けて都井睦男の生涯というテーマで書きましたが、

僕はこの津山三十人殺しを読んで感じたのは、都井の分岐点になる所がいくつもあるんですよね〜💦

例えば、専検の参考書を買いに行ってあの日あの時内山に会ってなかったらとか、

そのまま学校の先生になっていれば、津山事件は起きてないのではないか?

という場面がいくつもあるんですよね💦

そしてやはり『結核』という病気が彼の心を曇らせた大きな要因となっていると思います。

都井は小学校の時は級長に任命される優等生で秀才でした。

そして子供たちからも慕われていたのに、結核を患い国の為に戦えない劣等生のレッテルを貼られたことが

彼のプライドをズタボロにしたのではないかなと思いました。

あの当時、戦争にいけない事は理由が病気であったとしても

蔑まれるには十分な理由になってたはずです。

都井は自暴自棄になり、多くの女性と関係を持ち、

気に入らないからと言って大量殺人を肯定することはできませんが

都井睦男だけが完全に悪者だったかと言われればそれもまた違うと個人的には

感じています。

記事中では書いていませんが、都井は遺書の中で

『自分が精神異常者だから事件を起こすのではなく、予め死を覚悟して計画の上での犯行であると強調しています』

これが本当ならフラットな精神状態でアレだけの酷い殺人を行ったという事で

余程の恨みがあったのだろうと思ってしまいます。

そして現代でもコロナヘイトが世界各地で問題になってます。

第2、第3の津山事件が起きないことを願うばかりです。



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