ピックアップ
【ノルマルム広場強盗事件】ストックホルム症候群の語源になった事件を紹介!

当サイトはプロモーションが含まれます。

コロナッシングラボ666(Youtubeチャンネル)

コロナッシングラボがYoutubeに進出〜╰(´ิ∀´ิ)╯ヒャホーこれまで書いてきた事件・事故・都市伝説などの記事を動画でも楽しみたいという方はぜひチャンネル登録お願いします(ΦωΦ)フフフ・・

 
 
スポンサーリンク

事件に巻き込まれた人質が犯人と長い時間を共有すること両者に共感や情感的な結びつきを感じることをストックホルム症候群と言いますが実はこのストックホルム症候群の語源となった事件があるんです(⊙_⊙')

それが1973年にスウェーデンの首都ストックホルムで起きた『ノルマルム広場強盗事件』で、銀行強盗の犯人たちが人質に対して紳士的な態度で接したことで、人質らは彼らに心を寄せてしまい、助けに来た警察に対して敵対し、さらに解放後も犯人を庇うような言動をとったんです(*´Д`*)



SHIN
『ちなみに2018年公開の『ストックホルム・ケース』はこの事件を題材にしてるので興味のある人はぜひ観てみてちょうだい(ΦωΦ)フフフ・・』
   
スポンサーリンク

ノルマルム広場強盗事件の概要

ノルマルム広場にある旧クレジット銀行(2005年撮影)

1973年8月23日、ストックホルム中心部の広場に建つ、スウェーデン最大の金融機関の一つ『クレジット銀行』に刑務所から仮釈放中だったヤン=エリック・オルソン(当時32歳)がサブマシンガンで武装して押し入り、銃弾を天井に撃つと

オルソン
『パーティはこれからだ!』
   

と言い放った...

ヤン=エリック・オルソン

オルソンは16歳の時から、武装強盗や暴○などで塀の中を行きしており、この時も故郷であるスウェーデン南部の都市・ヘルンシボリで起こした窃盗罪で服役中の刑務所を仮釈放の身でした。

クレジット銀行に押し入ったオルソンは9人を人質にしますが、その日のうちに5人を解放し、女性3人と男性1人の4人を継続して人質として拘束し、300万スウェーデンクローナ(現在の日本円で約3千850万円)を要求。

またオルソンは服役中の友人の解放を要求し、それを警察が飲み、翌朝、2人は銀行で再会するものの、友人はそのまま銀行内に立て籠ってしまう...


クラーク・オロフソン

その友人とはクラーク・オロフソン(当時26歳)という男で、彼は

  • 殺○未遂
  • 暴○
  • 強盗
  • 麻○の取引

などの犯罪を働き、事件当時は1966年に起こした強盗事件で懲役8年の刑を受け服役中でした(⊙_⊙')

オルソンとは刑務所で知り合いになりますが、友人というよりは犯罪者として経験豊富なオロフソンに対してオルソンは尊敬の念を抱いていたというのが正しいでしょう。

スポンサーリンク

犯人と人質の間に生まれた連帯感

オルソンのマグショット

事件の様子がテレビやラジオで生中継されたことでスウェーデン国民は報道に釘付けになります。

が!!!

誰も予想だにしなかった事態へと展開していくのでした...

オルソンたちは警察に用意させた逃走用の車に人質も同乗させるよう条件をつけますが、警察にとってこの要求はとても飲めるものではありませんでした。

そこでオルソンは時のスウェーデン首相、オロフ・パルメに

オルソン
『要求に応じなければ人質を1人ずつ殺○する』
   

と脅迫電話をかけます。

クリスティン・エンマーク

パルメ首相はこの要求に対して『断じて応じられない』と拒否しますが、後日、人質の1人で銀行員のクリスティン・エンマーク(当時23歳)が改めて首相に電話をかけ政府と警察の対応を非難し、さらに自分達もオルソンらと共に逃げる意思があることを伝えてきたのです(*´Д`*)

当初、警察はクリスティンが助かりたい一心で犯人の言いなりになっているものと考えていましたが、実際は立てこもりから2日経った時点で犯人と人質の間に連帯感が生まれていたのでした。

オルソンらは人質に対して声を荒げることなく接し、トイレも自由に使わせ、さらに警察に誤って撃たれないように注意を払うなどの紳士的態度が人質たちに連帯感を生ませたと考えられています_φ( ̄ー ̄ )

スポンサーリンク

事件の解決とオルソンの裁判

連行されるオルソン。逮捕時に催涙ガスが使用されたため、警察は全員ガスマスクを着用している

事件は発生から5日後の8月28日に解決します(⊙_⊙')

警察がクレジット銀行内の金庫室に穴を開け、催涙ガスを注入したことで犯人2人は金庫室を脱出。

その場で逮捕され、人質も解放されますが、この時、人質たちは連行されていくオルソンとオロフソンを抱きしめ


『また会いましょう』

と声をかけたのです。

事件後、クリスティンはオロフソンの面会にたびたび足を運んでおり、また2013年のインタビューでは

クリスティン
『事件のこと、そしてオロフソンのことが忘れられない』
   

オロフソンに対して愛情を抱いていることを告白しています。

またクリスティンは裁判に出廷していますが供述があまりにも犯人らを擁護するため『彼女も犯行に加担したのではないか?』と疑われたそうですw



警察によって撮影された女性銀行員とクラーク・オロフソン(右)

その後、オルソンは裁判で懲役10年の判決を受け、1980年に釈放されています、

また見た目もイケメンだったこともあり、服役中は多くの女性からファンレターが届き、出所後はファンの中の1人だったタイ人女性と結婚。

15年間タイでスーパーマーケットを経営した後、地元のヘルシンボリに戻ったオルソンは自動車修理店を経営し、現在も彼は存命しています(ΦωΦ)フフフ・・

オロフソンはこの事件では起訴されなかったものの、以前の強盗事件で再収監され、1975年に出所しています。

その後も、強盗や暴○、麻○の密輸で服役と出所を繰り返しますが2018年5月に自由の身となり、現在は結婚し6人の子供を授かった彼はベルギーで幸せに暮らしているようです_φ( ̄ー ̄ )

ストックホルム・ケース

何をやってもうまくいかない悪党・ラースは、アメリカに逃れるために銀行強盗を実行する。ビアンカら3人を人質に取り、 刑務所から犯罪仲間を釈放させることに成功した彼は、金と逃走車を要求し逃走しようとするが、銀行の中に封じ込められてしまい…。

 
 

あわせて読んじゃう?
 
 
コロナッシングラボ666(Youtubeチャンネル)

コロナッシングラボがYoutubeに進出〜╰(´ิ∀´ิ)╯ヒャホーこれまで書いてきた事件・事故・都市伝説などの記事を動画でも楽しみたいという方はぜひチャンネル登録お願いします(ΦωΦ)フフフ・・

 
 
新着記事
レビュー
人物
事件/事故/戦争
コロナ関連記事
コロナ対策グッズ
ウイルス/細菌
拷問/処刑/歴史/
スポンサーリンク

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事