拷問が好きだった権力者20人を一挙紹介！

フランスの粛清王！ロベス・ピエール

ロベス・ピエールはフランス北部の生まれで子供の頃から秀才と呼ばれていた。

ルイ16世が行幸(ぎょうこう)の時は、学生代表として膝をついて出迎え

その後、人権派弁護士となり、政治家へと転身。

戦争反対を叫び、死刑制度廃止の法案を提出していたのです(⊙＿⊙')

しかし、フランス革命が成功し、ルソーを目指したジャコバン派のリーダーとして実験を握るようになると、態度が豹変する...

ロベス・ピエールは『ルソーの血塗られた手』と呼ばれた！？

ロベス・ピエールは、フランス革命時に王位にいたルイ16世やその妻マリー・アントワネットを断頭台へ送ったのを皮切りに、反対派も粛清していった。

反対派の政治家のひとり、ロラン夫人も捕らえられ『おお自由よ、汝の名の下でいかに多くの罪が犯されたことか』という有名な言葉を残したのち、ギロチンで処刑された。

彼の手によって処刑された人間は、パリだけでも2600人にのぼる。

ナントの町では500人の子供たちが銃で撃たれ、棍棒で殴られて処刑されています(⊙＿⊙')

また、子供であっても公開処刑された。

彼らはまだ小さく、処刑台に届かなかったため、首ではなく頭を切断されて処刑されたという。

そのあまりの所業にロベス・ピエールは『ルソーの血塗られた手』と呼ばれるようになる。

しかしフランス革命戦争が終わり、国内の混乱が落ち着いた1794年、反ロベス・ピエール派が結束して彼を逮捕する。

この時、銃で撃たれ顎が吹き飛ぶほどの重傷を負い、ロベス・ピエールはハンカチで顔を半分隠したまま、処刑台へと連行される。

7月28日、ロベス・ピエールは自ら多くの人間を処刑したギロチン台にて処刑された。

悪女の代名詞！？妲己(だっき）

古代中国、殷(いん）王朝王朝の末期。

紂王(ちゅうおう）に献上され後宮に入ったのが妲己です(⊙＿⊙')

妲己は類稀な美女であったことから、紂王は妲己を寵愛し彼女の望みを全て叶えたという。

紂王は妲己を誹謗するものがあれば迷わず殺した。

細切れにされて塩漬けにされたり、手足を切られて干し肉にされたり...

また重税に反抗する農民たちも捉えられて生きたまま焼き殺された。

見世物として処刑していた！？

紂王は妲己の歓心を買うため、罪人たちに熱した銅の柱を渡らされたりしていた。

そして共に楽しい見世物として鑑賞し、笑い合った。

見かねた叔父の比干(ひかん)が紂王を諫める(いさめる）と、妲己は『聖人には心に7つの穴があると私は聞いている』と言い比干の心臓を取り出させ鑑賞した。

のちに周の姫発(きはつ)が殷を攻めた時、兵士は手にした武器を周軍ではなく紂王に向けたという。

裏切られた紂王は、自ら宮殿に火を放ち自殺をする。

残された妲己も姫発に捕らえられ、最後は『殷を滅ぼした姦婦』として首をはねられた。

日本では妖怪、九尾の狐が化けた女として紹介されています。

偉大なる暴君!秦の始皇帝

始皇帝の父である子楚(しそ）は国王の子供でありながら王位継承には無縁の人物だった。

しかし、大商人の呂不韋(りょふい）と言う男の助力によって、子楚は国王の地位を得るまでになる。

子楚は、呂不韋の愛人を譲り受けていたが、その愛人はすでにその腹に始皇帝を宿していた。

始皇帝の父親は子楚ではなく呂不韋だったのです(⊙＿⊙')

その事実を知った始皇帝は、母親から権力を奪い、死ぬまで軟禁し、呂不韋も失意の中で自らの命を立ってしまう...

始皇帝の虐殺とは！？

始皇帝の功績として最も多く語られるのは万里長城だが、その建設の裏側では作業を遅らせたものは打ち首にされるなど、多くの民衆が犠牲者になっていた。

また、民に余計な知識は不要だと考えた始皇帝は、460人もの儒教学者を捉えて殺し、多くの書物を焼却する。

ある時、落ちてきた医師に「王は死んで地面が真っぷたつになる」と書かれており

犯人が分からないため始皇帝は付近の住民を皆殺しにしたという(⊙＿⊙')

こういった傍若無人な言動や、兵馬俑(へいばよう）を筆頭とする巨大な建築事業に傾倒したため、民衆の負担が肉体的にも精神的にも増し、秦崩壊へとつながっていくことになります。

始皇帝は方士(ほうし）による仙薬(一説では水銀)によって、健康を害し、命を落とす。

その後、始皇帝の子孫は男女ともにそのほとんどが処刑される運命をたどることになったのです(⊙＿⊙')

中国3大悪女の1人 呂太后(りょたいごう）

呂太后は、漢王朝を築いた皇帝、劉邦（りゅうほう）の皇后。

しかし劉邦は帝位に就くと酒と女色に溺れることになる。

中でも美人の誉れ高い戚夫人(せきふじん）には心を奪われ、彼女との間にできた如意(にょい)を自分の後継者にしようとしていた。

呂太后は自分と息子の行く末に不安を感じるのだった。

しかし転機が訪れる。

戦闘で受けた矢傷がもとで劉邦が死亡する。

呂太后は息子を恵帝(けいてい)として即位させ、自分自身は皇太后として後見にあたり権力を掌握した。

恵帝即位後は後継をめぐる争いで、怨みのあった劉邦の庶子(しょし）らの殺害を企て、趙王（ちょうおう）とその母親である戚夫人を殺害する。

呂太后は戚夫人を凶悪犯たちのいる牢獄に監禁し、犯罪者たちが戚夫人をお○すのを見て楽しんだ。

そして全裸にして、1日中、米をつかせ続けた。

さらには彼女の両手両足を切断し、目玉をくり抜き、溶かした鉛を耳に流し込み、薬で声までも潰した。

こうして、嗅覚だけが残された戚夫人を呂太后は便所に置いて晒し者にした。

豚に糞尿を食べさせて飼育するためだった。

そのため戚夫人は人豚とまで呼ばれたのだった...🐽

呂太后の悲惨な最後！

その後も呂太后は、自らの地位を脅かす可能性のある劉邦の庶子を次々と暗殺し、

その後釜には自分の甥など呂一族を据えた。

己の悪行に自覚があったのか、呂太后は日食が起きたときには、それを自分のせいだと周囲の者達に言い、

晩年には青い犬に脇の下を引っぱられる幻まで見るようになる。

それほどまで追いつめられながらも、呂太后は最後まで中央の重職を呂一族で占めるよう画策しながら死んでいく。

しかし、彼女の死後まもなく、元勲と呼ばれる建国の立役者たちが、劉邦の庶子斉王(せいおう)の遺児など、皇族や劉氏の王と協力して反乱を起こすと、呂一族は皆殺しにされるのだった。

中国史上唯一の女帝！則天武后(そくてんぶこう）

漢の呂太后、清の西太后(せいたいごう）とならび、唐の則天武后は中国3大悪女の1人と言われており

則天武后は14歳で皇帝太宗(たいそう）の寵愛を受け、次の皇帝である高宗(こうそう）の寵愛をもうける。

高宗の子を産むと自ら赤ん坊を殺し、その罪を皇后に着せて失脚させ

高宗の死後、我が子、李顕(りけん）を即位させる。

だが、その我が子でさえ皇帝の座から引きずり下ろし、自ら聖神皇帝と称した女帝となるのです(⊙＿⊙')

こうして唐は周王朝になる。

後の歴史家は、この王朝を武周と呼んでいる。

則天武后は前皇后を100回も鞭打ちにした後、手足を切り落とし、酒樽につけたと言われている。

則天武后の作った『密告制度』

則天武后は反逆者や陰謀を恐れ『密告制度』を作った。

役所に置かれた箱には誰もが訴えを入れることができた。

そのため恨みを抱き、陥れたい人がいるものにとっては絶好の制度となった。

誰もが密告者となり、一旦、訴えられたものは家族間で悲惨な拷問が待ち受けていた。

具体的には鉄の帽子をかぶせ、徐々に締め付ける。爪の間に針を刺したり眼球を傷つけるなど。

『他のものを密告すれば減刑してやる』『一族郎党みな同罪になるぞ』

などの脅しをかけ、無実の友人知人を密告させたり。嘘の自白をさせたりして、王族の妻子や兄弟、孫までも皆殺しにし、貴族、重臣、将軍、学者などまでも粛清した。

このような恐怖政治には必ず反発する運動が起きたが、いずれも大きな動きにはならなかった。

やり方こそ恐ろしいものの、彼女の政治は生活を安定させていたためである。

武力、外交にも強く、百済(くだら）、高句麗(こうくり）を滅ぼして広い地に平定をもたらしている。

その後、女帝として地位を確立した則天武后は、もはや恐怖政治が不要とし、流刑された有能な官僚たちを呼び戻したのです〆(・∀・＠)