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ヒンドゥー教の風習『サティー』妻が夫の後を追って焼身自殺する!?
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ヒンドゥー教の風習の1つに『サティー』と呼ばれるものがあり、これは『冥婦殉職』のことで夫が先に死んだ場合、その後も貞節を守り続ける誓いとして、亡骸と共に妻も焼身自殺するというものです_:(´ཀ`」 ∠):

そしてこのサティーが原因で悲惨な事件が起きてしまったのです...

この記事ではサティーによる事件やサティーの起源、現在のサティーなどについて紹介していきます〆(・∀・@)

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過去にインドで起きた衝撃的な事件とは!?

サティーの様子を描いた絵画(wikipedia)

1987年9月、インドのラージャスターン州デーオラーラ村でセンセーショナルな事件が起こった...

ループ・カンワルという18歳の少女がなんと『サティー』を行ったのです(⊙_⊙')

結婚の8ヶ月後にカンワルさんの夫が24歳という若さで急死その直後に彼女はサティーを行う意思表明をして村人が見守る中、遺体を焼くために積み上げられていた薪の上に座った。

そして、4000人の群衆が見守る中、夫の頭を膝に乗せた状態で焼身自殺したのです。

しかしサティーは1829年に禁止令が正式に制定されており、その後、ほとんど行われていなかったのでカンワルさん事件は世界中に衝撃を与えました。

事件後、インドではサティー反対派と擁護派の激しいデモが行われるなど大騒ぎになりましたが、古き風習を守ったカンワルさんは女神扱いされ、ついにはデーオラーラ村は『巡礼地』となり多くの人々が訪れるようになったのです。

しかし、この事件には裏があった...

カンワルさんは無理矢理...

ヒンドゥー教の寡婦を夫の亡骸とともに燃やす儀式『サティー』

しかし、その後驚くべき事実が発覚。

なんとカンワルさんは火に焼かれる前に大量の麻◯を飲まされていたのです。


また『火の周囲で警護していた義弟らが逃げ出そうとする彼女を阻止した』『助けを求める彼女の悲鳴がドラムの音でかき消された』などの証言が続々と報告されました。

その結果、カンワルさんのサティーは強制されたものとして、関与した約30人が逮捕されることに。

しかもカンワルさんがサティーを行うことが彼女の実家に伝えられたのは、彼女の死後だったことから彼女は殺○れた可能性が高いとされています。

なぜ事件は起きたのか?

ヒンズー教の神聖な言葉、サンスクリット語で『オウム』と書かれている(Wikipedia)

この事件が起きた背景には金銭問題があります(⊙_⊙')

元々、サティーを行うのは裕福な家庭の女性とされており、またインドでは妻が男児をもうける前に夫が死亡した場合は未亡人が財産相続するという習慣があるのです。

ところが妻がサティーを行った場合、財産相続の権利は嫁ぎ先に残ることになります。

カンワルさんの場合も夫が死亡したため、本来であれば高額の持参金は全て彼女が実家に持ち帰ることが可能でした彼女が死亡したことで、お金は嫁ぎ先のものとなりました。

さらにカンワルさんがサティーを行ったデーオラーラ村は巡礼地となり多くの人々が訪れるようになり経済的にも潤うようになり、さらには”炎の中で微笑むカンワルさんの写真まで販売”されるなど『彼女の死』が金儲けの道具になってしまったのです。

この事件がきっかけとなり、州政府は改めて『サティー禁止法』を制定。

そしてサティーを手助けした者は死刑か終身刑、またサティーを美化した者も禁固刑か罰金刑が課せられるようになったのです。

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サティーの起源となった『ラーマーヤナ』

ラーマーヤナをを編纂する詩人ヴァールミーキ(Wikipedia)

サティーの起源には諸説ありますが、最も有力なのが古代インドの大長編叙事詩『ラーマーヤナ』起源説。

ラーマーヤナの概要はラーマ王子が魔王・ラーヴァナに誘拐された妻・シーターの救出の旅に出る。その後、14年間費やしてようやく妻を助け出すも、ラーマはシーターの貞操を疑る。

疑いを晴らすためにシーターは聖火に飛び込むと、火の神アグニが現れ、シーターの潔白を証明するというもの(⊙_⊙')

この話をヒンドゥー教の一部の信者が『焼身自殺は貞淑な女性であることを示すための行為』と解釈し、さらに『夫の葬儀の後に残された妻は焼身自殺すべきだ』と変化していったと考えられています_:(´ཀ`」 ∠):

実際に18世紀の末期には多くの女性が火に飛び込み、1829年の禁止法が制定された後も、少数ながらこの風習は続いていたようです。

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現在もサティーを志願する女性がいる!?

ラーマの即位図。妻シーターと息子達が囲う。(Wikipedia)

現在もサティーを女性がいるようで理由としては、ヒンドゥー教では”未亡人が不吉な存在として忌み嫌われる”からで、未亡人となった女性は『前世で犯した罪で夫が死んだ』『夫を食べた』など、夫の死に対する責任を負わされる。

また夫の死後の生活は非常に過酷再婚ができず、家族の祝事、儀式にも参加することが許されないのでほとんどを家の中だけで過ごすことを強いられる

このような辛い状態で生き続けるなら、夫と一緒に焼かれた方が楽だと考える女性が出てくるのです(⊙_⊙')

(2008年にはインド中部のチャッティスガル州で71歳の女性が夫の火葬中に焼身自殺しています。)


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