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中国・内モンゴルで腺ペストが発生!ペストの歴史と『黒死病』の由来について!

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中国北部・内モンゴル(Inner Mongolia)自治区で先週末、牧畜を営む男性1人が腺ペストに感染していることが確認され、当局が警戒を強めている。

中国にて腺ペスト発生のニュースがありましたね💦

コロナッシングラボでは過去記事で何度か『ペスト』について書いた事が

ありますが、

もう一度ペストについて書いてみようと思います🐀

ペストはかつて『黒死病』という異名で人々に恐れられていました😨

中国では今のところ、1名が感染しているという事ですが

決して侮れません👀

この少し前には『新型豚インフルエンザ』が中国で発生したばかりですよね(⊙_⊙')

『新型豚インフルエンザ』に関しても中国は重要視しないとの事ですが

重要視しなかったことにより、全世界でコロナウイルスが蔓延する結果になりました。

コロナウイルスに加えて、

新型豚インフルエンザと腺ペストがパンデミックをい起こすような事が

あれば世界は崩壊する可能性もあります
ので

決して軽視はできませんよね😨

今回は『ペスト』とはどのようなウイルスなのか?かつてどのぐらいの被害が出たのか?

『黒死病』と言われる理由などを中心に書いていきます〆(・∀・@)

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ピーテル・ブリューゲルの死の勝利から見る『ペスト』の歴史!

ピーテル・ブリューゲル『死の勝利』(Wikipedia)

この絵は推定ですが1562年頃に画家のピーテル・ブリューゲルによって描かれた

『死の勝利』というタイトルの絵です。

この絵をよく見てみると『骸骨』が描かれているのが確認できると思います👀

『死の勝利』はペストで苦しむ人間の姿を骸骨の視点から描かれている作品で、

ヨーロッパで大流行した『ペスト』がこの絵のモチーフとなっています。

当時のヨーロッパではペストにより人口の3分の1(約2500万人)

が命を落としたと言われています😱

当時はペストの感染を防ぐ方法や治療法が確立されていなかった為に

多くの人々が命を落とすことになりました。

現代では早期に抗生物質の投与をすることで

治療可能です💉

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ペストは『ペスト菌』によってひき起こされる!

ペスト菌(Wikipedia)

ペストはペスト菌と言われる細菌によってひき起こされます。

感染経路ですが当時はネズミが原因とされていましたが

ペストが爆発的に感染拡大した本当の感染経路はノミであると言われています。


ペスト菌を保有しているネズミを刺したノミに人間が咬まれることで

感染したというのが有力な説となっています👀

そして今回、中国で見つかった『腺ペスト』はヒトからヒトへは感染しないんです。

『だったら大丈夫じゃない?』と思うかもですが大丈夫じゃないんですw

腺ペストは主にリンパ節へ移行するんんですが、更に肺に大量のペスト菌が入り込むことで

肺ペストというタイプになってしまうのです😨

肺ペストになると飛沫感染で人から人へと感染してしまいます😱

図NIID国立感染研究所より引用

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なぜペストは『黒死病』と言われるのか

当時、ペストは治療法がなく非常に致死率が高かったこと、

そしてペスト患者の皮膚が黒くなる為に『黒死病』という名前が付けられました👀


そして皮膚が黒くなるのは『敗血症型ペスト』と呼ばれるタイプのペストです🐀

腺ペストになって早期治療を行われなかった場合、

この敗血症型に移行する場合があるので

ペストは現代でも早期治療が必要なんです💉

未治療の場合の致死率は30%〜最大60%

致死率はかなり高いです😨

ペスト患者を専門に診る『ペスト医師』

ペスト医師の絵(Wikipedia)

ペスト患者を専門に診る『ペスト医師』と言われる医者達が居ました。

ペスト医師の多くは若い医師や名を売りたくて志願した医師が多かったのです。

上の画像のようにクチバシマスクとゴーグルを着用して

『ペスト医師』は診断を行なって居ました🌡

このクチバシマスクはフランスのシャルル・ド・ロルムという医師が考案したとされてます👀

予言者『ノストラダムス』もペスト医師でしたw

ノストラダムスは色々な肩書きを持つ人物でしたが、

その中の1つが『ペスト医師』でした🤩

ノストラダムスはネズミがペストの原因と気づきネズミ退治を行ったと言われてます🐀

ペストの大本の原因はネズミで間違いないので流石ですよねw

そしてノストラダムスはペストによって死亡した遺体を火葬するようにも

指示をした
のです👁

土葬などした場合、遺体から感染すると考えたのでしょうね👀

そしてペスト医師はやはりペストに感染して死亡するという事が


多かったのですが、ノストラダムスはペストに感染しなかったのです。

一説にはノストラダムスにペストに対する免疫ができていたのではないか?

という見方があるようです💡


ペスト菌の発見を巡る争いが過去にあった?!

ペスト菌の発見を巡って過去に揉めた事があるんです💦

北里柴三郎は日本医師会創立者兼初代会長で『日本の細菌学の父』と呼ばれています👀

アレクサンドラ・イェルサンはフランスの細菌学者です。

1894年の香港でペストが流行して、

その時この2人が香港に派遣されました。

この2人はほぼ同時期にペスト菌を発見するのですが

どっちが先に見つけたかで争う事になるんです(⊙_⊙')

この争いは『ペスト菌論争』と言われてます👀

1967年にアレクサンドラ・イェルサンの名にちなんで『Yersinia Pestis』と命名されました👀

北里柴三郎の名前はつかなかったんです👀

しかし、1976年にアメリカの微生物学会誌で両者が香港で発見した菌は

同一のペスト菌である事が示されました🤩

これにより『両者に栄誉を与えるべき』という結論になり、

『ペスト菌論争』に終止符が打たれることになりました〆(・∀・@)

1899年にペストは日本に初上陸するのですが

北里柴三郎は『伝染病予防法』を策定して、

ネズミの駆除を行うなどして

日本のペスト流行を終息させました✍️

ペストは過去に3度のパンデミックを起こしている!

ペストにが蔓延した様子を描いたヨーロッパの絵画(wikipedia)

ペストはこれまで3度のパンデミックが起きたと言われいます。

第一のパンデミックは、西暦541-750年であり、エジプトから地中海(ユスチニアのペスト)、ヨーロッパ北西部まで広がった。
第二のパンデミックは、西暦1331-1855年であり、中央アジアから地中海、ヨーロッパ(黒死病)に広がり、おそらくは中国にも伝わったとされる。
第三のパンデミックは、西暦1855-1960年であり、中国から世界の様々な場所に広がり、とりわけインドと米国西海岸に広がった。

最も古いもので西暦541〜750年となっているので、

ペストは古い歴史を持つことが分かりますよね👀

中世ヨーロッパにおけるペストの伝播(第二のパンデミック)。
ポーランドでは被害が発生しなかった。図:wikipedia

3つのパンデミックの内、最も死者数が多かったのが

第2次パンデミックで『最大で1億人が死亡した』と推計されています😨

日本国民の総数に匹敵する数の人がペストで亡くなっているので

当時、どれだけペストが猛威を振るっていたか分かりますね😱

1990年代と2000年代のペスト感染エリアと感染者数について!

東ローマ帝国でのペストの大流行(
テルモ株式会社 ウェブサイト

WHO(世界保険機関)によれば、1991年以降ヒトペストは増加し 1996年の患者3017人(うち死亡205人)で

1997年には患者5419人(うち死亡274人)。

ただし、WHOに報告された人のペスト患者数は、

実際の患者数よりも少なくて、

報告数よりも遥かに多くの罹患者や死亡者がいると言われています
👀

『これは単純に把握し切れていないのか?』『それとも知った上で少ない数を報告しているのか?』

は分かりませんが、

個人的には何らかの意図があるように思いますねw

90年代の主な汚染地域


  • アフリカの山岳地帯や密林地帯

  • 東南アジアのヒマラヤ山脈周辺、熱帯森林地帯

  • 中国、モンゴル亜熱帯草原地域

  • ロッキー山脈周辺

  • アンデス山脈周辺



WHOの報告によれば2004-2015年のの感染者は56,734名で、

死亡者数は4,651名(死亡率 8.2%)でした👀

この内86%はマダガスカル、コンゴ、タンザニア、などのアフリカ諸国が占めています(⊙_⊙')

アフリカ諸国以外では、

ベトナム(3,425名),インド(900名),ミャンマー(774名),中国(584名)が報告されています👀

最後に

過去には1億人近くの死者を出した黒死病は現在では早期治療で完治する事が可能ですが

放置してしまうと最大60%の致死率を誇るペストは決して軽視はできないでしょう👀

中国でペストに感染した男性は腺ペストですが、

これから腺ペスト患者が増えて『肺ペスト』になる人が増えると

感染拡大の可能性は高くなります😷

なのでコロナウイルス以外ウイルスや細菌のニュースにも注目した方が

良いでしょう👀

『コロナウイルス』『新型豚インフルエンザ』『腺ペスト』

更には最近では豪雨による甚大な被害が九州地方で出ています。

これらは全て『人命』に関わる事です。

先を見越した行動、予防などが求められる時代になってきているので

十分気をつけましょうね🤩

それではまた〆(・∀・@)

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