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首切り役人・山田浅右衛門の死のビジネス!人間の肝を売っていた!?

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山田浅右衛門家は代々『御様御用(おためしごよう)という役職についていたのですが

この御様御用は刀の試し斬りを務める役目でした(⊙_⊙')

山田浅右衛門は死刑執行人・首切り浅右衛門・人斬り浅右衛門などの数々の異名を持っていましたが

山田家はそれだけではなく死のビジネスを行っていたという話があるのです...

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山田浅右衛門が請け負っていた『試刀術』

7代目の山田浅右衛門吉利

江戸時代初期に谷衛好・衛友親子によって編み出された『試刀術』を複数の人物が請け負っていたのですが

そのうちの1人が初代・山田浅右衛門貞武でした。

試刀術とは死体を使用して刀の切れ味を鑑定する秘伝の技術

御様御用も当初から罪人の処刑を兼ねている場合が多かったのですがいつしか首切りも兼務するようになり

初代・貞武と息子の山田浅右衛門吉時が2代続けて御様御用の職に就いたことから

それ以降、御様御用は山田家が継承していくことになった
のです👀

また『山田浅右衛門』という名は必ずしも初代の子孫が受け継いだわけでありません。

試し斬りは高度な技術が必要で必ずしも後継に腕があるとは限らなかったため

弟子の中から才能のある者を選んで後継ぎにすることが多かったようです(⊙_⊙')

(実子には首切りという仕事をさせたくない親心だったという説もある)

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山田家の死のビジネス!肝を丸薬にして売ってボロ儲け!?

山田浅右衛門吉利による『懐宝剣尺(かいほうけんしゃく)』より

実子に継がせることを躊躇するほど残虐な首切りの仕事を辞められないのには理由がありました

まず首切りは単純に儲かったんです💴

一説によると3万石〜4万石の大名に匹敵するほどの収入があったとされているので簡単には辞められなかったのです。

しかし山田家が裕福だったのは別のビジネスによるところが大きかったようです...

処刑人として受け取るお金自体は微々たる額で主な収入源は試し切りと販売していた丸薬でどちらも死体絡みでした。

実は斬首によって処刑した罪人の死体は山田家で引き取ることが許可されており

その死体を使って試し切りを行っていたのです。

当時、新しく手に入れた刀の切れ味を確かめるには実際に人を斬るのが一番だとされていました。

しか〜し!!!

平和な江戸時代で試し斬って捨てても許される人間はそうそう居なかった。

そこで山田家に大金を払って試し斬りを依頼する者が多くそれにより山田家は私腹を肥やしていたのです💴

また死体の数よりも刀の数が多いという場合は”一度斬った死体を縫い合わせて”から再び試し斬りを行っていたようです。

そして何度も斬られた死体はそのまま用済み...

ではなかったのです🥶

なんと死体の臓器や脳、胆嚢、胆汁などの”肝”を取り出して丸薬を作っていたようで

この丸薬は結核に効くとされ『山田丸』『浅右衛門丸』『人肝丸』『仁丹』『浅山丸』の名で売られて飛ぶように売れたのでした。

このような”死のビジネス”によって山田家は莫大な金を手に入れることができたということですね(⊙_⊙')

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試し斬りが廃止となり山田家は没落!

試し斬りの様子
画像:wikipedia

死のビジネスによって私腹を肥した山田家でしたが幕末から明治に入ったところで自体が急変することに...

理由は”斬首刑の廃止”で明治2年に東京府で試し斬りが禁止となり

収入の激減を危惧した当時の山田浅右衛門は焦りまくって政府に試し斬りの継続を求めますが却下されてしまいます。

また明治3年に試し斬りと人肝の売買が正式に禁止となってしまいます(⊙_⊙')

さらに!!!

明治13年には死刑が斬首刑から絞首刑に変わったことで山田浅右衛門の役目は完全に終わってしまい

翌14年に執行された斬首刑が山田家最後の仕事となったのです👀

その前後で8代目山田浅右衛門吉豊と弟・山田吉亮は退職し『山田浅右衛門』という名も消滅したのでした。

山田家は死者の呪いを恐れていた!?

試し斬りの様子
画像:幕末の怖い話

江戸時代、首切り役人が葬った人間の数は約20万人で単純計算すると1年で約1000人、1日に3人のペースで処刑されています。

その多くは山田家によって行われており、さらに死体を使ってボロ儲けしていたとなれば死者から恨まれても仕方がないですよね🥶

実際に山田家は死者の呪いを恐れていた節があるようで

刑を執行した夜は芸者を呼んでどんちゃん騒ぎして酔い潰れるまで酒を飲まないと怖くて眠れなかったようです(⊙_⊙')

日々、罪人とはいえ首を落とし死体を切り刻み正気を失うことも多かったのかもですね👀

死者の呪いかは分かりませんが事実、江戸時代に名を馳せた『人斬り浅右衛門』は明治維新によって葬り去られたのです。

参考文献:幕末の超怖い話)

恐怖による支配 ISIS(イスラム国)の真実
ISISの台頭を防げたかもしれない分岐点に焦点を当て、当時を経験した米国の政策立案者、将官、情報機関職員の視点から、8年にも及ぶイラク戦争をたどる。斬首を正当化するISIS戦闘員との特別インタビューでは、カリフの支配下で送る人生について聞く。

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